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メールマガジン Vol.69

・‥‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・ ≫≫≫≫≫≫    慶應MCC通信【てらこや】   ≪≪≪≪≪≪ ≫≫≫≫≫  ~ビジネスパーソンの学びを切り拓く~  ≪≪≪≪≪ ≫≫≫≫     http://www.keiomcc.net/terakoya/     ≪≪≪≪             Vol.69 [2008/11/11]            ・‥‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・ ───────────────────────────────── ★┐INDEX └┼───────────────────────────────  │1. ピックアップレポート 「KEIO TECHNO-MALLのご紹介」  │2. 夕学だより       「世界の中の中国、中国の中の世界」  │3. 今月の“1冊”     「王妃の離婚」  │4. ファカルティズ・コラム「私のモヤモヤ解消法」ほか  │5. 慶應インフォメーション  ┼─────────────────────────────── みなさま、こんにちは! 慶應MCC通信【てらこや】編集局 の いぐさ です。 新規に登録をしていただいた皆さま、はじめまして! 慶應MCC通信【てらこや】は、月1回(毎月第2火曜日を予定)「学び」 を改めて見直すきっかけとなるようなさまざまな情報の提供を目的に、 発行しています。これから、どうぞよろしくお願いします。 今後配信を希望されない場合は、末尾のURLより配信停止のお手続きを お願いいたします。 はやいもので、もう11月になりました。各地の友人からは、紅葉の便り も届き始めました。東京でもイチョウが実を落とし、晩秋の訪れを五感 を通して、感じられる季節になりました。そろそろ木々も色づき始めま す。この頃から一気に気温が下がり始め、風邪を引きやすくなりますが、 冬に向かう寒さの中で気が引き締まる季節ですね。 さて、今月号の「ピックアップレポート」は、慶應科学技術展「KEIO TECHNO-MALL」のご紹介です。理工系の研究成果を社会に還元すること を目的に毎年開催され、9回目を迎える今回はさらなるステージアップ をした研究成果を展示、発表いたします。ぜひ足をお運びください。 「夕学だより」は、慶應義塾大学法学部長 国分良成教授の講演「世界の 中の中国、中国の中の世界」の受講レポートです。日中関係、そして現 代中国の経済、政治、外交を重層的、俯瞰的に解説した講演です。中国 の姿が浮かび上がってくる内容です。 「今月の“1冊”」は、第121回直木賞受賞作品『王妃の離婚』を取り上 げました。国王、王妃、弁護士の間で繰り広げられる人間ドラマ、そこ に渦巻く複雑なコンプレックスを通して、正義、誇り、愛など人間とい う存在を考えさせられます。 「ファカルティズ・コラム」は、「私のモヤモヤ解消法」「師匠と反面 教師」「『習慣化』する力」などの記事をご紹介しています。 では、さっそく Vol.69をお届けいたします! ぜひ、ご一読ください! ┌─┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ │1│ ピックアップレポート ―ビジネスに効く「知」のサプリメント― └─┘……………………………………………………………………………… 第69回「KEIO TECHNO-MALLのご紹介」     慶應義塾先端科学技術研究センター ───────────────────────────────── 慶應義塾先端科学技術研究センター(KLL)は、慶應義塾大学理工学部と 大学院理工学研究科の研究成果を社会に還元することを目的とした、技 術発信・産学連携提案展示会である「KEIO TECHNO-MALL」を毎年開催し ています。 9回目となる今回は、「夢、先導」をテーマに、12月19日(金)東京・ 有楽町の東京国際フォーラムで開催されます。 <KEIO TECHNO-MALLへようこそ> 慶應義塾創立150年の記念式典の熱気がさめやらぬ中、本年もKEIO TECHNO-MALL を開催することになりました。9回目を迎えた今回のKEIO TECHNO-MALLでは、 特に創立150年を念頭に、慶應義塾の新たなステップを意識して「夢、先導。」 を基調に企画し、東京国際フォーラムの2会場で展示とシンポジウムを織り 交ぜたかたちで運営されます。理工学研究科では、学問のあいだの垣根を こえた融合、Academic Fusion の仕組みの中から新たな技術を、あるいは 萌芽的分野を積極的に育てるメッセージを込めて2000年に基礎理工学、総 合デザイン工学、開放環境科学の3専攻に、その組織を改組し発展してき ました。この環境のなかで1割弱の留学生を含む1800名近くの大学院生が 矢上キャンパスを中心に活動をしています。 ▼ 続き(全文)はこちらから   http://www.keiomcc.net/terakoya/2008/11/report69.html ┌─┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ │2│ 夕学だより ―時代の“潮流と深層”を読み解く― └─┘……………………………………………………………………………… 「世界の中の中国、中国の中の世界」 【講師】国分 良成(慶應義塾大学法学部長・教授) 【日時】2008年10月27日(月) 18:30-20:30 ───────────────────────────────── 国分氏は、日本にとって中国は、「近くて遠い存在」から、今や食品問 題等を見ても「近くて近い存在」になっているといいます。ところが、 日本人の中国に対する感情は以前よりも悪化しているのだそうです。日 中平和友好条約が締結された30年ほど前、日本人のおよそ8割が中国を 好きな国に挙げました。しかし、現在は、逆に中国を信頼できないとい う日本人が8割近くもいるのです。つまり心理的にはまだ遠いのです。 中国に対する感情が悪化したことには、毒入り餃子事件など、近年、中 国国内においても深刻な問題になっている食問題をはじめ、中国に絡ん だ様々な問題が立て続けに起きたことが背景にあります。以前は、中国 とほとんど接触がなく、私たちが関心を持つことと言えばパンダやシル クロードくらい。日常生活とかけ離れた交流で、大きな影響を被ること が少なかったからこそ、中国に対する良いイメージが形成・維持されて いたということです。 ▼ 続き(全文)はこちらから   http://www.keiomcc.net/terakoya/2008/11/sekigaku69.html ┌─┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ │3│ 今月の“1冊” ―慶應MCCスタッフからのおすすめ― └─┘……………………………………………………………………………… 『王妃の離婚』  著者:佐藤賢一 ; 出版社:集英社(集英社文庫);  ISBN:9784087474435 ;本体価格:686円 (税込 720 円) ───────────────────────────────── 第121回直木賞受賞作品ですので、すでに読んだ方も多いかもしれません。 私とこの本との出会いは、3年ほど前。当時、劇作家養成学校に通ってお りまして、講師の先生から、とてもドラマチックな内容なので舞台化し たらおもしろいのではと、課題の1つとして脚色を薦められたことがき っかけでした。 新王が、妻を戴冠式にも呼ばず、即位後最初に着手した事業が、なんと、 その妻ジャンヌ王妃との離婚裁判だったという、スキャンダラスな事件。 王妃を弁護することとなった、反骨精神溢れる弁護士の主人公フランソワ。 法廷モノの醍醐味である、小気味良い答弁と逆転劇。 痛快なストーリー展開がとても魅力的で、実際に私も、起承転結におい ての劇的さを重視した作品として脚色をしました。 しかし、自分の作品を読み返すと、佐藤賢一さんの小説の良さを半分も 活かせていないのです。もちろん、私の表現力不足もあるでしょう。で も、それだけが原因ではないように思えました。 ▼ 続き(全文)はこちらから   http://www.keiomcc.net/terakoya/2008/11/review69.html ┌─┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ │4│ファカルティズ・コラム ―ビジネス・スキルを高めるヒント集― └─┘……………………………………………………………………………… 慶應MCC専任講師のブログから記事をピックアップしてご紹介します。 ───────────────────────────────── 2008年9月12日 私のモヤモヤ解消法  http://www.keiomcc.net/faculty-blog/2008/09/post_84.html 2008年9月19日 師匠と反面教師  http://www.keiomcc.net/faculty-blog/2008/09/post_85.html 2008年10月2日 『習慣化』する力(後編)  http://www.keiomcc.net/faculty-blog/2008/10/post_87.html 2008年10月9日 「キレる」という思考停止  http://www.keiomcc.net/faculty-blog/2008/10/post_88.html 2008年10月17日  「整理して考える」とは(前編)  http://www.keiomcc.net/faculty-blog/2008/10/post_89.html ▼ その他の記事もぜひこちらからご覧ください。   http://www.keiomcc.net/faculty-blog/ ┌─┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ │5│ 慶應インフォメーション ―「学び」のための慶應義塾関連情報― └─┘……………………………………………………………………………… 慶應義塾大学、およびその関連組織や団体による公開講座やセミナー等 の「学び」に関する情報、また慶應義塾関連の情報をお届けします。 詳細情報や問合せ先などは各Webサイトにてご確認ください。 ───────────────────────────────── ◆慶應義塾大学 湘南藤沢キャンパス SFC Open Research Forum 2008 「clash of eXtremes」  http://orf.sfc.keio.ac.jp/  ◇日程:2008/11/21(金)~22(土)  ◇会場:六本木アカデミーヒルズ(六本木ヒルズ森タワー40階、49階)  ◇参加費:無料  ◇主催:慶應義塾大学SFC研究所  ◇併催:慶應義塾大学グローバルセキュリティ研究所      慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科      慶應義塾大学湘南藤沢学会      SFCフォーラム   ◇内容:SFCで実施されている最先端の研究成果・シーズを六本木で公開 ◆慶應義塾大学 第687回三田演説会 「平熱の思想家、福澤諭吉」  http://www.keio.ac.jp/ja/event/200811/kr7a43000000h7tl.html  ◇日時:2008/11/26(水) 14:45-16:15(開場:14:00)  ◇会場:慶應義塾大学 三田キャンパス 三田演説館  ◇講師:佐高 信(評論家)  ◇申込:入場無料、申込不要 ◆慶應義塾創立150年記念・経済学部講演会 第四回  http://www.econ.keio.ac.jp/ann/lecture/20081129shiokawa.html  ◇日時:2008/11/29(土)13:00-15:00  ◇会場:慶應義塾大学 三田キャンパス 北館ホール  ◇講演者:塩川 正十郎 (元財務大臣)  ◇演題:日本!!これからの宿題 ◆慶應義塾大学アート・センター  慶應義塾のコレクション/慶應義塾創立150年記念  ユーザーの領分──版画・写真・マルティプルの過去/現在  http://www.art-c.keio.ac.jp/event/log/300.html  ◇日時:2008/12/3(水)~13(土)12:00-18:00 [11/7(日)休]  ◇会場:慶應義塾大学三田キャンパス 東館 展示スペース  ◇入場料:無料・事前お申込み不要 ◆慶應義塾大学日吉キャンパス研究活動展示報告会 「Hiyoshi Research Portfolio 2008  -「知」をめぐる社会との交流・協働キャンパス-」  http://campus.hc.keio.ac.jp/ora/HRP/  ◇日時:2008/11/14(金)~15(土) 10:00-18:00  ◇会場:慶應義塾大学 日吉キャンパス来往舎・協生館  ◇申込:入場無料(一部事前申込を必要とする企画あり)  ◇内容:日吉キャンパスで展開される研究や教育を、ポスター展示      や講演会、シンポジウムで紹介する報告会 ◆慶應義塾大学教養研究センター 「鶴岡セミナー『鶴岡に学ぶ「生命(いのち)」-心と体と頭と-』報告会」  http://www.keio-up.net/trokseminar/report.html  ◇日時:2008/11/15(土)14:00-17:30  ◇会場:慶應義塾大学 日吉キャンパス来往舎 シンポジウムスペース  ◇入場料:無料・事前お申込み不要  ◇共催:HRP2008運営委員会 ◆慶應丸の内シティキャンパス http://www.keiomcc.com/ 「知的基盤能力 マスタリーコース」第13期募集  http://www.keiomcc.com/system/mastery.html  経営に関わる幅広い知識・スキル、および活動の基盤となる論理的分  析、創造的思考、創発的議論などを体系的に習得できるコース。個人  のスキルアップや企業・組織のビジネスリーダー育成に活用いただけ  ます。(応募締切:11/28) ======================================= 【編集後記】 慶應MCC通信【てらこや】Vol.69 は、いかがでしたでしょうか? この【てらこや】でも何度か書かせていただきましたように、今年2008 年、慶應義塾は創立150年を迎えました。 慶應義塾は、1858年(安政5年)、江戸築地鉄砲洲に小さな蘭学塾として 誕生し、今年、日本の近代総合学塾として初めて創立150年を迎えたので す。福澤諭吉によって、幕末という激動の時代に創立され、これまで幾 多の危機や苦難を乗り越え、150年という歴史を刻んできました。 そして、先週の11月8日(土)、創立150年記念式典が日吉キャンパス陸 上競技場において挙行されました。三田キャンパス、湘南藤沢キャンパ ス、大阪会場との中継や、インターネット同時配信なども行われました。 式典には、天皇皇后両陛下の御親臨を仰ぎ、国内・海外から多くの来賓 の方々がご登壇されました。そして、多くの塾生(在校生)、塾員(卒 業生)が参列し、また、応援指導部、オーケストラ、吹奏楽、合唱隊、 和太鼓などの多くの団体が、厳かな中にも華やかな演出をしました。  創立150年記念式典を挙行(慶應義塾Webサイトより)  http://www.keio.ac.jp/ja/news/2008/kr7a43000000htzp.html 私も裏方のスタッフとして、式典のお手伝いをさせていただきました。 舞台裏や会場を飛び回っていたため式典をじっくり見ることはできませ んでしたが、この歴史的瞬間に立ち会える喜びを胸に抱きながら、式典 が滞りなく進行できるように、懸命に運営に励みました。 これまで継承されてきた150年という歴史と伝統は、非常に重く尊いもの であることを、そして、それを受け継ぐことの責任の大きさを、荘厳な 式典を通して、改めて感じ、福澤諭吉の志という原点に立ち戻り、創立 当時と同様の激動のいまこそ、しっかりと未来のために貢献していかな ければならないと、強く心に思いました。 それでは、また来月もこの場所でお会いしましょう!                            ( いぐさ ) ・‥‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・ 慶應MCC通信 【てらこや】 ■ 編集 :慶應丸の内シティキャンパス【てらこや】編集局       <mailto:info@keiomcc.com > ■ 編集長:いぐさ ■ 発行 :株式会社 慶應学術事業会       〒100-0005       東京都千代田区丸の内2-5-2 三菱ビル10階 ■ バックナンバー、配信登録(無料)および停止はこちらから        http://www.keiomcc.net/terakoya/ ・‥‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・ Copyright 2008 Keio Academic Enterprise Co.,Ltd. 掲載記事を許可なく転載することを禁じます。  

作者: imai http://www.keiomcc.com/

更新日:2008年11月11日 6時6分

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KEIO TECHNO-MALLのご紹介

慶應義塾先端科学技術研究センター

慶應義塾先端科学技術研究センター(KLL)は、慶應義塾大学理工学部と大学院理工学研究科の研究成果を社会に還元することを目的とした、技術発信・産学連携提案展示会である「KEIO TECHNO-MALL」を毎年開催しています。 9回目となる今回は、「夢、先導」をテーマに、12月19日(金)東京・有楽町の東京国際フォーラムで開催されます。

■KEIO TECHNO-MALLへようこそ

慶應義塾創立150年の記念式典の熱気がさめやらぬ中、本年もKEIO TECHNO-MALLを開催することになりました。9回目を迎えた今回のKEIO TECHNO-MALLでは、特に創立150年を念頭に、慶應義塾の新たなステップを意識して「夢、先導。」を基調に企画し、東京国際フォーラムの2会場で展示とシンポジウムを織り交ぜたかたちで運営されます。理工学研究科では、学問のあいだの垣根をこえた融合、Academic Fusionの仕組みの中から新たな技術を、あるいは萌芽的分野を積極的に育てるメッセージを込めて2000年に基礎理工学、総合デザイン工学、開放環境科学の3専攻に、その組織を改組し発展してきました。この環境のなかで1割弱の留学生を含む1800名近くの大学院生が矢上キャンパスを中心に活動をしています。 いわゆるScience-based EngineeringとEngineering-based Scienceが調和を持って共存する矢上キャンパスで日々活動を続けている教員スタッフ、若手研究者や大学院生、あるいは外部からの共同研究員がその研究・開発成果を社会にご紹介しその内容を問う機会がKEIO TECHNO-MALLです。慶應義塾から生まれた多種多様な研究成果が社会の目利きに触れ、さらなる飛躍の機会と、あるいは、今後の社会連携の起点となればこれ以上の喜びはありません。来場の皆様の忌憚のないご意見を生きたかたちでブース担当者などへ頂けましたら幸いです。 慶應義塾大学理工学部長/同大学院理工学研究科委員長 真 壁 利 明 KEIO TECHNO-MALLは、慶應義塾先端科学技術研究センター(KLL)が設立された2000年の12月から、毎年、東京国際フォーラムにおいて開催されており、今回で第9回目を迎えます。大学における研究成果を多くのみなさまに、じかに見て頂き、産学連携を通じて活用して頂こうということで始められました。 各ブースでは、できる限り現物展示、実演などを行うようにしておりますので、それぞれの研究成果をより深くご理解頂けるものと考えております。 今年は、「夢、先導。」をテーマに、創立150年を迎えた慶應義塾が、これまでに培ってきた科学技術分野の成果をご覧頂くと同時に、将来に向かっての意欲を感じ取って頂ければと思っております。 また、新たに「エコロジカル・テクノロジー」、「慶應義塾の医工連携」、「流れと反応をとらえる新技術」という3つのテーマについてラウンドテーブルセッションを設けました。それぞれの分野のエキスパートの教員が、それぞれの分野の現状と将来について皆様方との意見交換を行いたいと考えております。 締めくくりには塾長による基調講演「慶應義塾の理工学~過去、現在、そして未来~」を予定しております。慶應義塾の理工学のあゆみと将来への展望をお聞き頂ければと存じます。 年末のあわただしい時期ではございますが、わたしどもの研究成果をじっくりとご覧頂き、産学連携へのきっかけを見出して頂ければと存じます。どうぞよろしくお願い申し上げます。 慶應義塾先端科学技術研究センター 所長 植 田 利 久

■テクノモールの特徴と展示会内容について

連携レベルに応じて、会場全体を「技術展開ゾーン」、「萌芽発掘ゾーン」の2つのゾーンに分け、約70のブースで、教員や研究室の学生によるデモンストレーションや説明、展示が行われます。 同時に、基調講演、ラウンドテーブルセッション、連携技術セミナーが開催されます。さらに技術連携を検討している企業関係者に対する情報提供や個別の相談が気軽にできる連携相談窓口が設けられます。  <特徴> 1.見やすい   連携レベルに応じたゾーン分け(技術展開ゾーン、萌芽発掘ゾーン) 2.わかりやすい    実演・現物展示の徹底、教員の常駐、教員によるセミナー、ラウンドテーブルセッションを常時開催 3.連携しやすい  連携イベントの開催、窓口機能の強化(連携相談窓口では、具体的なお話のセットから、情報提供、種々のご相談まで幅広く対応いたします。展示内容に関する案内窓口としてもご活用いただけます。ぜひ、お気軽にお立ち寄りください。)

■ラウンドテーブルセッション

<セッションI>エコロジカル・テクノロジー

持続可能な社会を構築するためのイノベーションとは何でしょうか? 生物に倣った化学合成、高効率なミクロ工場、最適化問題を駆使したシステム設計…。 幅広い私たちがデザインする環境型社会の未来像について議論します。 今年は、石油価格高騰問題やG8北海道洞爺湖サミットなど、現在のエネルギー消費構造に対する喫緊の問題提起がなされた年でした。環境と共生した産業技術の創成は、私たちの住む地球を永続させるために必要不可欠な問題として、今後ますます注目されていくでしょう。このセッションでは、「環境」を軸に新しいビジネスのロールモデルを構築し、CSRの実践をおこなっていくためのヒントをご紹介します。生物が持つ仕組みにヒントを得た化学合成、微細加工技術を駆使したシステム設計など、理工学部が取り組んでいる多面的な「エコロジー・イノベーション」の数々は、あなたの企業に新しい視点をもたらします。

<セッションII>慶應義塾の医工連携

慶應義塾は総合大学としての特長を活かして、医工連携活動を推進してきました。 慶應義塾では学内の一体感がことさら強い学塾であるという基盤もあり、研究や教育での交流は年々深みを増しています。 非侵襲的なデバイス開発から、高侵襲性材料の開発、創薬まで…。 医工連携の歴史が長い慶應義塾の取り組み事例をご覧いただきながら、医・工・産・官が一体となった体制作りについて議論します。 慶應義塾では医工連携をキーワードにさまざまな活動が推進されています。細胞内代謝を主題とした生命科学的医工連携、侵襲性材料や治療機器の開発を軸にした医療工学的医工連携、そして身体と生活のあり方を包括的に考えるリハビリテーション的医工連携…。それぞれのフィールドごとにみられる連携の特徴を、多くの経験をもつ私たちがご紹介します。 基礎と臨床の両翼を育む、実学に根ざした医工連携研究が企業の皆様からの関心を呼んでいることに加えて、日本学術振興会「21世紀COEプログラム」「グローバルCOEプログラム」などを活用した教育研究拠点形成も、確実に実を結びつつあります。ますます高度化、多面化する医療工学系産業のなかで、複眼的視野に立って「理論」と「現場」を融合的にとらえられる視座を持った人材は不可欠です。慶應義塾が「統合知」を持つ人材の輩出に向けて取り組む、数々の教育活動についてもあわせてご覧ください。

<セッションIII>流れと反応をとらえる新技術

流れや反応と一口に言っても、生じる現象はその対象スケールや形状によって実にさまざまです。 思い通りに流れと反応を制御することができれば、今までは不可能とされていた反応すら引き起こすことができます。 このセッションでは、さまざまな研究領域における「流れ」と「反応」のエキスパートが、研究の勘どころを披露します。 超音速で飛行するロケット周りの気流、微小血管内における血小板の流れ、流れをともった化学反応の進み方、ミクロレベルの小さな泡が引き起こす新しい化学プロセス…。科学技術のあらゆるシーンにおいて「流れ」と「反応」は形を変えて登場し、その評価と制御を精確におこなうことが求められています。一見すると接点が無いようにみえるこれらの現象も、理論的枠組みの中で考察し、数値シミュレーションや実験を通じて見つめ直すことで、お互いの関連性が見渡せます。「これから流体を扱っていきたいが、糸口がつかめない」「開発が行き詰まっていて、新しい発想がほしい」。専業開発ではなかなか踏み出せないその一歩を、重層的な研究フィールドがある慶應義塾だからこそサポートします。

■開催概要

開催日時 : 2008年12月19日(金) 10:00~17:00 開催会場 : 東京国際フォーラム ホールB7・B5(Bブロック7階・5階) [会場アクセス] 入場料 : 無料(事前に申し込みは必要ございません) 主催 : 慶應義塾先端科学技術研究センター【KLL】 (慶應義塾大学理工学部・大学院理工学研究科) お問い合わせ: 慶應義塾先端科学技術研究センター【KLL】 〒223-8522 神奈川県横浜市港北区日吉3-14-1 TEL 045-566-1794(直通) FAX 045-566-1436 E-mail ktm@kll.keio.ac.jp URL http://www.kll.keio.ac.jp/

慶應テクノモール2008 <<第9回慶應科学技術展>> Webサイト http://www.kll.keio.ac.jp/ktm/より編集転載

作者: imai http://www.keiomcc.com/

更新日:2008年11月11日 6時6分

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国分良成 「世界の中の中国、中国の中の世界」

国分良成 慶應義塾大学法学部長・教授 >>講師紹介
講演日時:2008年10月27日(月) PM6:30-PM8:30

国分氏は、日本にとって中国は、「近くて遠い存在」から、今や食品問題等を見ても「近くて近い存在」になっているといいます。ところが、日本人の中国に対する感情は以前よりも悪化しているのだそうです。日中平和友好条約が締結された30年ほど前、日本人のおよそ8割が中国を好きな国に挙げました。しかし、現在は、逆に中国を信頼できないという日本人が8割近くもいるのです。つまり心理的にはまだ遠いのです。 中国に対する感情が悪化したことには、毒入り餃子事件など、近年、中国国内においても深刻な問題になっている食問題をはじめ、中国に絡んだ様々な問題が立て続けに起きたことが背景にあります。以前は、中国とほとんど接触がなく、私たちが関心を持つことと言えばパンダやシルクロードくらい。日常生活とかけ離れた交流で、大きな影響を被ることが少なかったからこそ、中国に対する良いイメージが形成・維持されていたということです。 一方、中国の日本に対する好意度や信頼度はこのところ急速に高まっています。これは、胡錦濤国家主席率いる現政権の対日融和政策によるものです。四川大地震が発生した際、中国は真っ先に日本の緊急救助隊を受け入れました。がれきから掘り出した子供の遺体に救助隊が黙祷を捧げる写真は、中国のメディアで大きく取り上げられ、中国人の日本に対する好意的なイメージを作り出すことに成功しました。 国分氏としては、現在、様々な問題を抱える日中関係とは言え、以前と比べたら「よくここまできた」と喜んでいるそうです。接触が増えれば、摩擦が大きくなるのも当然のことです。そもそも、外交とは、摩擦を小さくする、あるいは、摩擦が起きないように種まき作業、仕掛けを考え国際関係を築くことです。国分氏自身、年間4000人に及ぶ日中間の青少年交流に力を注いでいますし、日中双方の若者が留学生として交流することで今後の日中外交の進展に結びつくと期待をかけています。 中国の経済・政治は多くの問題をはらんでいますが、前述したように協調融和策が進められる日中関係を始めとして、外交面では、中国政府がしたたかな交渉力を発揮しています。例えば、中国がいまだ強硬な姿勢を崩していない台湾問題では、2000年に台湾(中華民国)総統に就任した民主進歩党の陳水扁氏が独立路線を強行に進めようとし、中国も苛立ちを募らせたそうです。しかし、1996年に、李登輝氏が初めての直接選挙で大統領に選ばれた際、軍事演習と称してミサイル発射実験を行い、世界的な非難を浴びた二の舞を避けるため、中国は裏で米国に接触しました。 つまり、中国は、「このままでは戦争になりかねない」と米国に揺さぶりをかけたのです。当時、米国はイラク問題の真っ最中、アフガン問題も尾を引いており、中台間の紛争に関与する余裕はありません。そこで、米国は台湾へ強く働きかけ独立への動きを封じ込めようとしました。台湾では今年(2008年)、中国国民党の馬英九氏が政権を奪回、台湾独立については保守的な考え方を持つ馬氏の就任により中台関係は落ち着きを見せています。 また、チベット問題でも、北京オリンピック直前に独立運動が盛んになった際、中国政府の弾圧が世界の批判を浴びました。そこで、中国は、米国債や米国製品を大量に購入して米国経済を支えていることを盾に、ブッシュ大統領が北京オリンピックに訪問することをいわばバーターにしたのです。米国さえ味方につければ、チベット問題は拡大せず北京オリンピックが困難に追い込まれることはないという判断が中国政府にはあったわけです。 さて、中国は「私有財産」を完全には認めていないという点で、今もまだ社会主義体制を維持しているといえます。中国が「市場経済」へと舵を切ったのは、旧ソ連崩壊後の1992年でした。以来、現在にいたるまでのわずか16年で中国は急成長を遂げました。従来の社会主義体制でできあがっていたものを急いで壊して作り直すプロセスは、「基礎」がないまま進められたため、国内外に様々なひずみを生み出しています。 国分氏によれば、現在の中国経済における最も大きな問題の一つは、国家財政の基盤が脆弱であり、「所得の再分配」が機能していないことです。中国の国家税収に占める個人の所得税の割合は、現在わずか7%に過ぎません。つまり、税収のほとんどは収益を上げている企業からのもので、個人は税金をほとんど払っていないのが現状です。相続税もなく、累進課税も実質機能していないのだそうです。このため、個人の所得格差が拡大しつつあるのです。ただ、だからといって、国が一括して冨を吸い上げ、再分配を図る社会主義国家に戻ることはできませんし、社会主義の過去の失敗に対しての怨念があり、もはや国民が国(政府)を信じていない今、中国は資本主義経済化を進めるしかないのだそうです。 中国の政治体制は、前任者が後任者を指名するという慣行があるため、現行体制が維持されやすい仕組みになっているといいます。中国では特に人と人とのネットワークが、あらゆる面において重要な役割を果たしますが、政府幹部が休暇で訪れる保養地には、幹部の子供たちが同行したり、日常的に彼らの間の相互扶助もあるので、小さいうちから幹部の子弟同士の強固なネットワークが形成されます。こうして、「権力」も「金」も持つ人々が相互の関係をさらに強めていくため、権威主義的な体制が今後も続く見込みだということです。 こうして、国分氏は一つ一つの事象をつなぎながら、世界における中国の位置づけ、また中国における世界との関わり方の方向性から国際関係についてもわかりやすく解説してくれました。中国への理解が深まった講義でした。

主要著書
現代中国の政治と官僚制』慶應義塾大学出版会、2004年 ※2004年度サントリー学芸賞受賞 『中華人民共和国』筑摩書房(ちくま新書)、1999年 『アジア時代の検証 中国の視点から』朝日新聞出版(朝日選書)、1996年 ※1997年度アジア・太平洋賞特別賞受賞 『中国政治と民主化-改革・開放政策の実証分析』サイマル出版会、1992年

作者: imai http://www.keiomcc.com/

更新日:2008年11月11日 6時6分

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『王妃の離婚』

著:佐藤賢一 ; 出版社:集英社(集英社文庫) ; 発行年月:2002年5月 ; ISBN:9784087474435; 本体価格:720円 (税込) 書籍詳細

第121回直木賞受賞作品ですので、すでに読んだ方も多いかもしれません。 私とこの本との出会いは、3年ほど前。当時、劇作家養成学校に通っておりまして、講師の先生から、とてもドラマチックな内容なので舞台化したらおもしろいのではと、課題の1つとして脚色を薦められたことがきっかけでした。 新王が、妻を戴冠式にも呼ばず、即位後最初に着手した事業が、なんと、その妻ジャンヌ王妃との離婚裁判だったという、スキャンダラスな事件。 王妃を弁護することとなった、反骨精神溢れる弁護士の主人公フランソワ。 法廷モノの醍醐味である、小気味良い答弁と逆転劇。 痛快なストーリー展開がとても魅力的で、実際に私も、起承転結においての劇的さを重視した作品として脚色をしました。 しかし、自分の作品を読み返すと、佐藤賢一さんの小説の良さを半分も活かせていないのです。もちろん、私の表現力不足もあるでしょう。でも、それだけが原因ではないように思えました。 私の作品には、物語の裏に隠れている人間ドラマが欠けていたのです。 そして私は、この拙い脚色作品のお陰で、小説「王妃の離婚」は、人間ドラマがあるからこそ読む人を惹きつけているのだと気が付くこととなりました。 この“人間ドラマ”の大きな要素の1つが、コンプレックスだと私は思います。 王妃ジャンヌと弁護士フランソワ VS フランス国王ルイ。 この戦いを通して、それぞれのコンプレックスが見え隠れします。 ジャンヌ王妃のコンプレックスは、「醜い」ということです。 彼女の容姿は十人並みでしたが、足を引きずってしまう障害がありました。昔は、今よりも、立ち振る舞いというものが重視されていた世の中ですので、1歩1歩肩を落としながら歩く姿は、女性にとってかなりのマイナスだったに違いありません。しかも、彼女は、「王女」、「王妃」という立場。国民から注目を浴びる存在であるからこそ、自分の醜さにひどく劣等感を抱いたのではないでしょうか。 さらには、それが原因で、ジャンヌ王妃は夫から離婚を要求されてしまいます。カトリック教は、離婚を禁じているため、「新王ルイは、ジャンヌの父であり暴君と謳われた前王に強制され、泣く泣く、形ばかりの結婚式を挙げたが、王妃が醜いゆえ、真の結婚などしていない(つまり、夫婦生活がない)。父王亡き今こそ、結婚の無効取消を求める」という訴えを起こされたのです。 結婚後、22年もの月日が流れているのに、一度も真の結婚生活をしたことがないと言われ、しかもその理由に自らの醜さを挙げられてしまった王妃。その心の傷は、想像を絶するものです。 しかし、彼女は取り乱すことなく裁判所に出頭します。そして、王妃と思えない程の地味な風貌でありながらも、その姿は凜としており、真の結婚の有無を問う為に、国民の前でえげつない質問をされても動じず、心の強さを感じさせる振る舞いを見せます。 これは、ジャンヌ王妃が自らの劣等感を認め、受け入れていることで、自分のコンプレックスと向き合っていたからこそ、できることではないでしょうか。 また、ジャンヌ王妃は、結婚後、夫とは別居しており、森の中の古城で、自分の姿を誰の目にも触れさせることなく、ひっそりと暮らしていました。 しかし、これも自分のコンプレックスを隠す為ではなく、「醜い」妻を持ってしまった夫を想うが故の行動であり、年に数度しか夫と過ごせなくとも、それが自分には「分相応」だと思うことできた、悲しいけれど、とても強い女性なのだと思います。 だからこそ、その「分相応」さえも否定されてしまうと、自分の中で保ってきたバランスが崩れてしまう、コンプレックスに押しつぶされてしまうと感じ、彼女は、離婚要求を拒否し、裁判に持ち込んだのではないでしょうか。 王妃は自分にとっての唯一の「支え」を守るために、愛する夫と戦うこととなったのです。 逆に、ジャンヌに離婚を突きつけた新王ルイは、「身分」というコンプレックスを抱いていました。新王ルイは、本家筋に男子が途絶えたので王位を継承できたものの、結婚当時は国王の娘を妻とした格下の夫でした。彼は、自分のコンプレックスと向き合えず、虚勢を張ることでしかコンプレックスを隠すことができなかったため、ジャンヌ王妃へ、必要以上の冷遇を強いたのだと考えられます。彼女への負の感情は、「醜さ」だけが原因ではなかったのではないでしょうか。 フランソワについては、将来を期待されていたパリ随一の学生でした。しかし、論文の為に調べていた過去の裁判に前国王の不正を見つけ、王家からの再三の忠告(脅し)にも拘わらず追究した為、国王の近衛兵に捕らえられ、パリから追放された過去を持っています。 自らの正義感の為、明るい未来と恋人を失った男は、自分の青春時代への悔いとともに、近衛兵に捕らわれた時に負った、誰にも言えない“ある劣等感”を密かに抱いていました。 そんな彼は、新王が起こした離婚裁判が、不正だらけの全くの茶番劇であることを目の当たりにします。自分の権力を利用して、判事を自分の寵臣と定め、王妃側の証人さえも寝返らせ、真実を闇に葬ろうとしている新王ルイ。フランソワはそんな国王に挑むことで、無くした青春を取り戻そうと、王妃の弁護士を買って出るのです。 そして、ジャンヌ王妃と一緒に離婚裁判を戦うことで、今まで蓋をしていた自分の青春時代への悔いを少しずつ認めていきますが、肝心の、彼にとっての一番の“コンプレックス”とは、なかなか向き合うことができずにいます。 三人三様のコンプレックス・・・。 物語の結末は、これから読む方の為に伏せておきますが、コンプレックスという点においては、ジャンヌ王妃、フランソワとも「勝つ」ことができます。 「コンプレックス」というと、例えば美容家のIKKOさんが性の悩み、容姿の悩み、訛の悩みを糧にしてサクセスストーリーを歩まれているように、成功要因の1つだと思われがちですし、どらちかというと負けず嫌いの私も、コンプレックスをバネにできないことは自分が弱いからだと考える方でした。 しかし、ジャンヌ王妃は、なにくそ根性を前面に押し出して、その権力を振るい、超一流の名医を探させ、足の手術をし、お金を惜しまず自分を飾り立てることで、新王ルイの心を取り戻したり、あるいは、「醜い」と侮辱した新王ルイから王位を剥奪し、前王の娘である自分が女王となることで、新王ルイへの復習を果たしたりはしません。 ましてや、フランソワにおいては、どんなにがんばっても、失われた過去を取り戻す方法など残念ながら1つもありません。 コンプレックスを力に変えることはもちろん、素晴らしいと思います。でも、1番大切で、かつ、1番難しいことは、自分のコンプレックスを認め受け入れさらけ出すことではないでしょうか。 『王妃の離婚』は、それを私に気づかせてくれた1冊です。 誰もがコンプレックスを持っていますし、誰もがそのコンプレックスと上手く付き合いたいと思っているはずです。 裁判の行方とともに、ジャンヌ王妃がどのようにコンプレックスと向き合う為の「支え」を守るか、フランソワがどのようにコンプレックスを克服するのかもぜひ注目していただきながら、この素晴らしい裁判劇を楽しんでいただけたらと思います。 (藤野あゆみ)


王女の離婚』(集英社文庫)

作者: imai http://www.keiomcc.com/

更新日:2008年11月11日 6時6分

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私のモヤモヤ解消法

2008年9月12日 私のモヤモヤ解消法  http://www.keiomcc.net/faculty-blog/2008/09/post_84.html 2008年9月19日 師匠と反面教師  http://www.keiomcc.net/faculty-blog/2008/09/post_85.html 2008年10月2日 『習慣化』する力(後編)  http://www.keiomcc.net/faculty-blog/2008/10/post_87.html 2008年10月9日 「キレる」という思考停止  http://www.keiomcc.net/faculty-blog/2008/10/post_88.html 2008年10月17日  「整理して考える」とは(前編)  http://www.keiomcc.net/faculty-blog/2008/10/post_89.html ▼ その他の記事もぜひこちらからご覧ください。   ファカルティズ・コラム―ビジネス・スキルを高めるヒント集―

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メールマガジン Vol.68

・‥‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・ ≫≫≫≫≫≫    慶應MCC通信【てらこや】   ≪≪≪≪≪≪ ≫≫≫≫≫  ~ビジネスパーソンの学びを切り拓く~  ≪≪≪≪≪ ≫≫≫≫     http://www.keiomcc.net/terakoya/     ≪≪≪≪             Vol.68 [2008/10/14]            ・‥‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・ ───────────────────────────────── ★┐INDEX └┼───────────────────────────────  │1. ピックアップレポート 「数字力! 客観化→具体化→説得化の3stepで  │               「苦手」な数字を「得意」に変える」  │2. 夕学だより       「iPS細胞がつくる新しい医学」  │3. 今月の“1冊”     「ビロードのうさぎ」  │4. ファカルティズ・コラム「ケース「M氏の教育研修機関選択行動」」  │5. 慶應インフォメーション  ┼─────────────────────────────── みなさま、こんにちは! 慶應MCC通信【てらこや】編集局 の いぐさ です。 新規に登録をしていただいた皆さま、はじめまして! 慶應MCC通信【てらこや】は、月1回(毎月第2火曜日を予定)「学び」 を改めて見直すきっかけとなるようなさまざまな情報の提供を目的に、 発行しています。これから、どうぞよろしくお願いします。 今後配信を希望されない場合は、末尾のURLより配信停止のお手続きを お願いいたします。 10月に入り、一気に秋の装いになりました。どこからともなく漂ってく る金木犀の香りに、ふと気づく日暮れのはやさに、秋の訪れを感じます。 そろそろ木々の色づきの便りも聞かれる時節ですね。寒い季節に向かう ひとときの爽やかな季節を、今年も楽しみたいと思います。 さて、今月号の「ピックアップレポート」は、アナリストとして実績が 豊富であり、現在慶應義塾大学大学院システムデザインマネジメント研 究科非常勤講師である坪井信行先生による“数字リテラシー”について です。数字を読み書きする能力の重要性について書かれています。 「夕学だより」は、世界中から注目されるiPS細胞の研究者である京都 大学再生医療研究所 山中伸弥教授の講演「iPS細胞がつくる新しい医学」 の受講レポートです。iPS細胞や再生医療について、高度で難しいテーマ を、とてもわかりやすく解説されました。 「今月の“1冊”」は、『ビロードのうさぎ』を取り上げました。世界で 読み継がれる名作を、抄訳とあたかみのあるタッチの絵で綴った一冊で す。せつなさとあたたかさが心に残ります。 「Learners' 交歓広場」は、現在外資系コンサルティング会社に勤務さ れているM.H.さんにご登場いただきました。慶應MCCのプログラムに参加 された際のご自身を振り返りながら、ビジネススクールのケース仕立て に書いてくださいました。 では、さっそく Vol.68をお届けいたします! ぜひ、ご一読ください! ┌─┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ │1│ ピックアップレポート ―ビジネスに効く「知」のサプリメント― └─┘……………………………………………………………………………… 第68回「数字力! 客観化→具体化→説得化の3stepで       「苦手」な数字を「得意」に変える」 坪井信行(慶應義塾大学大学院システムデザインマネジメント研究科非常勤講師、      慶應MCC客員ファカルティ、T・C・マネジメント代表) ───────────────────────────────── <数字の苦手なあなたのために> 本書は、心のどこかで「数字はどちらかというと苦手だな」と思ってい るあなたのための本です。 「数字が苦手だ」という人が、世の中には少なくないのだということを、 私はソロモン・ブラザーズなどでのアナリスト活動と、社会人教育に従 事する中で痛感してきました。正確に言うと、「数字が苦手」というよ りは、「数字の扱い方を良く知らない」だけなのかもしれません。 「数字が苦手だ」という人の多くは、数字の扱い方が上手でないために、 本来不必要な苦手意識まで持ってしまったのはないでしょうか。 数字は、使い方一つで、便利な道具にもなれば、危険な刃にもなります。 数字の取り扱いは、上手い下手がはっきりする世界ですが、実は、ちょ っとした工夫で、数字の取り扱いが飛躍的に上手になるのです。そのち ょっとした工夫の仕方を本書では解説していきます。 ▼ 続き(全文)はこちらから   http://www.keiomcc.net/terakoya/2008/10/report68.html ┌─┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ │2│ 夕学だより ―時代の“潮流と深層”を読み解く― └─┘……………………………………………………………………………… 「iPS細胞がつくる新しい医学」 【講師】山中 伸弥(京都大学 iPS細胞研究センター センター長、           再生医科学研究所 教授) 【日時】2008年7月18日(金) 18:30-20:30 ───────────────────────────────── 昨年、山中氏の研究グループはiPS細胞で世界を驚かせました。「人工 多能幹細胞」と呼ばれるこの細胞は、現在の医学では治療が困難な病気 や怪我の回復に大きく貢献できる医療技術シーズとして高い期待が寄せ られています。 講演では、貢献できる例として「若年型糖尿病」「脊髄損傷」「白血病」 をあげてわかりやすく説明してくれました。 まず、「糖尿病」は、「インスリン」の不足により血糖値が上がり、血 管障害や神経障害などを引き起こすものです。糖尿病には2つの型があり、 大人に多い糖尿病は「2型糖尿病」と呼ばれ、多くの場合、肥満のために 相対的にインスリンの量が足りなくなることが原因です。そのため、運 動や食事療法を通じて減量することが治療の基本になっています。 一方、子供に多い「1型糖尿病」(若年型糖尿病)は、インスリンをつく る器官である、すい臓内の「すい島」(見た目が「島」のように見える ことから‘すい島’と呼ばれます)がつぶれ、インスリンが分泌されな くなることで突然発症するのだそうです。 ▼ 続き(全文)はこちらから   http://www.keiomcc.net/terakoya/2008/10/sekigaku68.html ┌─┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ │3│ 今月の“1冊” ―慶應MCCスタッフからのおすすめ― └─┘……………………………………………………………………………… 『ビロードのうさぎ』  原作:マージェリィ・ビアンコ ; 抄訳・絵:酒井駒子  出版社:ブロンズ新社 ; 発行年月:2007年4月   ISBN:9784893094087; 本体価格:1,500円 (税込 1,575 円) ───────────────────────────────── ここ数年、絵本に興味をもつ大人が増えていると聞きます。 深く味わいのある作品、普遍の真理を説く作品、愛や夢の大切さをやさ しく教えてくれる作品、人情の機微に触れることのできる作品など、絵 本で描かれる世界観は、大人が十分楽しめる、また考えさせられるもの です。 幼い頃絵本に囲まれていた私も、いつのころからか、絵本を手にするこ とも少なくなりましたが、ここ数年、いろいろな場面で絵本に触れたり、 紹介されたりすることが増えてきました。 今回取り上げる『ビロードのうさぎ』も、あるWebサイトで、大人の方 にも手にとってほしい、と紹介されているのを読み、ぜひ読んでみたい と思っていた1冊でした。 書店の絵本コーナーにいくと、とても目立つところに置かれており、帯 に書かれた   圧倒的な支持をあつめて   『月刊MOE』2007年絵本ベスト   『この絵本が好き!』2007年の絵本(国内絵本)   堂々の第1位! という言葉が目に入ってきました。 ▼ 続き(全文)はこちらから   http://www.keiomcc.net/terakoya/2008/10/review68.html ┌─┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ │4│ Learners' 交歓広場 ―学びとキャリアを考える読者コラム― └─┘……………………………………………………………………………… 第22回「ケース 「M氏の教育研修機関選択行動」」 ───────────────────────────────── そもそも、M氏が、マーケティング系の教育研修を受講しようと思った のは、実務上の課題を解決したいと考えたためであった。M氏のこれま での職業上の経歴は、とくに、バックオフィス系の部門やプロジェクト であることが多く、実務上、会社の予算、利益、企業価値といった、 “数値”による管理をする部署であることが多かった。 M氏は、会社の中長期の売上予測を作成する時に、いつも考えていた。 「数学を利用して、ロジカルに、マーケット傾向や需給・企業活動と、 売上を関連づけたいなあ」 「売上が、企業活動によって、ベースとなる予測より上方修正できると すれば、その源泉となる企業活動や施策は、どのように策定すればいい んだろ?」 「そうだ!昔、マーケティングや、統計分析って学校で勉強したよな。 使えるかな?」 このような思考過程を経て、M氏は、会社の売上に直接関連する活動で ある、マーケティングについて、特に、統計分析を利用して、定量的な 分析を重視するスタイルの、実務研修にターゲットを定め、教育研修機 関を探すこととした。 ▼ 続き(全文)はこちらから   http://www.keiomcc.net/terakoya/2008/10/hiroba68.html ┌─┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ │5│ 慶應インフォメーション ―「学び」のための慶應義塾関連情報― └─┘……………………………………………………………………………… 慶應義塾大学、およびその関連組織や団体による公開講座やセミナー等 の「学び」に関する情報、また慶應義塾関連の情報をお届けします。 詳細情報や問合せ先などは各Webサイトにてご確認ください。 ───────────────────────────────── ◆株式会社オルタナ、慶應丸の内シティキャンパス 共催シンポジウム 「ソサイアタル・コミュニケーションとCSRの新しいパラダイム」  http://www.alterna.co.jp/sympo_200811.html  ◇日時:2008/11/19(水)15:00-17:00(開場:14:30)  ◇会場:コンファレンススクエア エムプラス「グランド」  ◇参加費:無料(事前申込、申込多数の場合抽選)  ◇主催:株式会社オルタナ  ◇共催:慶應丸の内シティキャンパス  ◇スピーカー、パネリスト:   慶應義塾大学大学院経営管理研究科教授 井上 哲浩   日本ユニセフ協会 林田 佳子   王子ネピア株式会社「nepia 千のトイレプロジェクト」リーダー 今 敏之   日本フィランソロピー協会 理事長 高橋 陽子   オルタナ 編集長 森 摂 ◆慶應義塾大学教養研究センター サイエンス・カフェ9 ―極東証券寄附講座「生命の教養学」一般公開ゼミ― 「あなたもファーブル!昆虫と話そう」  http://www.hc.keio.ac.jp/lib-arts/index.html ◇日時:2008/11/22日(土)14:00-16:00 ◇会場:慶應義塾大学 日吉キャンパス 来往舎・イベントテラス ◇講師:上村佳孝(慶應義塾大学商学部専任講師(生物学)) ◇参加費:200円(資料、飲み物代) ◇対象:小学生以上。事前申込み不要 ◆慶應義塾大学 デジタルメディア・コンテンツ統合研究機構 (1)国際シンポジウム  「デジタル知の恒久的な保存と活用にむけて-デジタルジレンマへの挑戦」  "Sustainability of Digital Media and Content forever"  - How can we cope with Digital Dilemma ? -   http://note.dmc.keio.ac.jp/topics/archives/455   ◇日時:2008/10/24(金)10:00-17:30   ◇会場:慶應義塾大学三田キャンパス 東館6階   ◇申込:要、参加無料 (2)シンポジウム  「未来の情報通信の課題と展望~こども・デジタルデバイド・国際交流~」   http://note.dmc.keio.ac.jp/topics/archives/461   ◇日時:2008/11/5(水)18:00-20:00   ◇会場:慶應義塾大学三田キャンパス 東館6階   ◇申込:要、参加無料 ◆慶應義塾大学 グローバルセキュリティ研究所(G-SEC) 「G-SECニューズレター」No.10 発行のご案内  http://www.gsec.keio.ac.jp/newsletter/index.html  当研究所(G-SEC)は、政策 Watch と Warningというコンセプトのもと でグローバルとセキュリティに関する幅広い研究を推進しています。  ◇対談「G-SECと政策研究」黒田 昌裕(東北公益文科大学長)  ◇プロジェクトの紹介   「慶應-国連グローバル・コンパクト・プロジェクト」    PJリーダー:梅津 光弘(慶應義塾大学G-SEC上席研究員・商学部准教授) ◆慶應丸の内シティキャンパス開講プログラム http://www.keiomcc.com/ 『NLPプラクティショナー・コース』  http://www.keiomcc.com/program/prc/  2008/10/31-1/31 全9回 講師:有滝功 『エナジャイズド・コミュニケーション』  http://www.keiomcc.com/program/ene/  2008/11/4-12/1 全5回 講師:有滝功 『財務諸表の読み方・活かし方』  http://www.keiomcc.com/program/acb/  2008/12/9-12/10 全2回 講師:奈良洋 ======================================= 【編集後記】 慶應MCC通信【てらこや】Vol.68 は、いかがでしたでしょうか? 先日、友人からの依頼で、韓国のテレビ局の取材をうけました。そのテ レビ局は、韓国教育放送公社(EBS)という、韓国唯一の教育専門放送 局で、日本で言うNHK教育のようなテレビ局だそうです。 取材内容は、大学からいままでのキャリアについてで、インタビュアー の質問に答えていく、という形で行われました。言葉は韓国語ではなく、 日本語でのインタビューでした。 このような機会はとても貴重だと思い、引き受けたのですが、これがま た、なかなか難しく、とても苦労しました。限られた時間の中で、相手 の求めていることを汲み取りつつ、こちらの話したい内容を要領よく的 確に話すことの難しさを改めて感じました。 ある大きな特集番組の中の一部での日本の取材とのことで、その番組の 大きなコンセプトを聞いての取材でしたが、そのコンセプトと自分のキ ャリアを結びつけて考えることが難しく、また、視聴者層にあった言葉 の使い方や内容がなかなか話せなかったり、そして、相手の求めている 内容が必ずしも私の言いたいこととは違ったり、文化や考え方の違いを 踏まえなければならない、など、ひとつひとつが本当に難しかったです。 放送される番組の中で、私の取材映像が、実際に使われるかどうかは、 わかりませんが、私としては、本当にいい経験をさせていただいたこと だけで、満足でした。そして、このような特殊な機会がなくても、常に、 その場に応じて適切に話すことは、常に心がけていなければいけない、 と、改めて感じました体験でした。 それでは、また来月もこの場所でお会いしましょう!                            ( いぐさ ) ・‥‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・ 慶應MCC通信 【てらこや】 ■ 編集 :慶應丸の内シティキャンパス【てらこや】編集局       <mailto:info@keiomcc.com > ■ 編集長:いぐさ ■ 発行 :株式会社 慶應学術事業会       〒100-0005       東京都千代田区丸の内2-5-2 三菱ビル10階 ■ バックナンバー、配信登録(無料)および停止はこちらから        http://www.keiomcc.net/terakoya/ ・‥‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・ Copyright 2008 Keio Academic Enterprise Co.,Ltd. 掲載記事を許可なく転載することを禁じます。  

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更新日:2008年10月14日 6時36分

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数字力! 客観化→具体化→説得化の3stepで「苦手」な数字を「得意」に変える

坪井信行 慶應義塾大学大学院システムデザインマネジメント研究科非常勤講師、慶應MCC客員ファカルティ、T・C・マネジメント代表

2008年9月に出版された『数字力! ―客観化→具体化→説得化の3stepで「苦手」な数字を「得意」に変える』の「はじめに」からの転載です。

数字の苦手なあなたのために

 本書は、心のどこかで「数字はどちらかというと苦手だな」と思っているあなたのための本です。  「数字が苦手だ」という人が、世の中には少なくないのだということを、私はソロモン・ブラザーズなどでのアナリスト活動と、社会人教育に従事する中で痛感してきました。正確に言うと、「数字が苦手」というよりは、「数字の扱い方を良く知らない」だけなのかもしれません。  「数字が苦手だ」という人の多くは、数字の扱い方が上手でないために、本来不必要な苦手意識まで持ってしまったのはないでしょうか。  数字は、使い方一つで、便利な道具にもなれば、危険な刃にもなります。数字の取り扱いは、上手い下手がはっきりする世界ですが、実は、ちょっとした工夫で、数字の取り扱いが飛躍的に上手になるのです。そのちょっとした工夫の仕方を本書では解説していきます。  

成功の条件 ― 楽しむこと

 ところで、人生の成功者になるための条件には、どんなものがあると思いますか。  「唐突に変なことを・・・」 と思ったかもしれません。でも、少しだけ考えてみて下さい。  お金持ちになることでしょうか。確かにお金が沢山あるといろいろなことができます。  でも、お金儲けをすることが、必ずしも「幸せ」につながるとは限らないことは、多くの人が知っています。どんなに沢山のお金を持っていても、不幸せな人生を送っている人もいます。逆に、金銭的には決して恵まれていなくても、人生を楽しんでいる人も少なからず存在しています。  私の持論でもありますが、成功しているといえるためには、人生を楽しんでいなければならないと思います。  人生を楽しむには、自分の頭で物事を判断して行動することが、不可欠だと思います。他人が考えたお仕着せの幸せをなぞったとしても、本当に楽しいかどうかは疑問です。本当の面白さというのは、自分の頭で考えて行動することによってのみ味わうことができるからです。  そうした自律的な行動こそが、人生を充実させるものなのです。  自律的な行動をするには、きちんとした判断ができるという自信が必要ですよね。判断力に自信がない人は、自律的な行動など取れません。  その判断力を決定付ける要因の一つが、数字リテラシー(数字を読み書きする力)です。

数字には「パワー」がある

 数字には、三つのパワーがあります。一つ目は、客観パワーです。数字を適切に使うことで、客観性を獲得できます。二つ目は、具体パワーです。数字には具体的なイメージを引き出す力があります。三つ目は、説得パワーです。客観性と具体性を兼ね備えた数字を使った議論には、強い説得力が生じます。  この数字のパワーを使いこなすのは、一筋縄ではいきません。たとえば、数字の客観性といいましたが、数字は同時に解釈次第で意味が変わるものです。状況次第で変わることもあります。  前著『100億円はゴミ同然』でも書いたことですが、大きな金額を扱う仕事を続けていると、数字に対する感覚が(一時的にせよ)変化してしまうことがあります。私は、実際にタイトル通りの感覚になってしまったことがあるのです。  普通に考えれば、百億円がゴミなはずはないのですが、一千億円から一兆円近いサイズの案件を次々に扱っていると、百億円程度の金額が小さな数字に見えてしまう感覚が生じることがありました。  これは、明らかに正常な感覚ではありません。でも、今冷静に振り返ってみると、そのときの仕事を効率的かつ効果的にこなしていくには、そうしたある意味異常な感覚も必要なものだったと思います。  このように、客観性といっても、その解釈や捉え方は状況次第で変化するものです。数字リテラシーには、そうした対応力が含まれます。  数字の三つのパワーについては、第一部第一章で説明します。

数字リテラシーを身に付けるには

 そして、それに続いて、数字リテラシーとは一体どんなことを意味しているのかについて、改めて解説していきます。  数字リテラシーとはどんなことなのかを理解したうえで、それを身に付けるための具体的な方法論に展開します。  まず第二章で、感覚を数字に置き換える訓練をします。感じたことを数字に置き換えると、強いメッセージとなり、他人に効果的に伝えることが可能になります。いくつかの事例をとりあげながら、数字リテラシー獲得と向上のためのテクニックを紹介します。  さらに第三章では、日常生活における数字についての議論を展開します。私たちの日常生活は、数字に満ちたものです。その数字をどのように読み取るのか、解釈するのかということで、生活の充実度まで変わってきます。ちょっとした「テクニック・技」を知っているだけでも、大きな違いが実感できます。  次に、第四章では、なぜ「数字嫌い」になってしまうのかということに関して、私なりの考察をしています。よく混同されるのですが、「数字嫌い」と「数学嫌い」はレベルの違う問題です。その違いと共通するものを明らかにしていきます。そこに数字リテラシー向上のヒントがあります。  数字は好き嫌いの問題ではなく、生きるために必要なものだといえます。数字はメッセージを伝える最も有効な手段ですし、数字がない生活などありえないからです。  ちなみに、「数学がデキル」と経済的に得をすることがあるようです。数学がデキルかどうかで、平均年収まで大きく違うという研究結果もあります。  とはいえ、数学そのものを学び直す時間はありません。数学的な考え方のエッセンスをビジネスに活用する方法を紹介します。  第一部の最後となる第五章では、数字の語り方について、解説します。数字が語れるようになれば、数字リテラシー上級者といえるでしょう。  数字リテラシーは、問題発見・定義や問題解決に役立ちます。また、数字リテラシーは、グローバルに通用するスキルでもあります。数字で語れるビジネスパーソンは、世界を舞台に活躍することができるのです。

会計と投資の数字リテラシー

 第二部では、会計と投資に関わる数字リテラシーについて、詳細に説明していきます。会計と投資は、私自身の専門分野でもあり、差別化の要因でもあります。  会計は、ビジネスの基礎言語と位置付けられるものです。最低限の会計知識と共に、数字の扱い方を学びましょう。  会計の数字が分かるというのは、ビジネスが分かるということと同義語です。ビジネスが分からないビジネスパーソンというのは、ありえないことですよね。会計を全く知らないでビジネスの世界を渡っていくことは、難しいはずです。  この機会に、会計の基本的な仕組みと、その数字の使い方について、身に付けておきましょう。必ず役に立ちます。  一方、投資は、数字を使った戦いです。数字を味方につけることで、勝利に近付きます。逆に、数字の使い方を間違ったり、数字を避けようとしたりすると、投資で負ける可能性が高まります。  投資の数字には、いくつかの重要な役割があります。とりわけ重要なのは、数字を使って投資を判断しておけば、間違ったときに早く気付くことです。  また、投資で成功するには、規律が大事ですが、ルールを作るときに数字で決めておくことが大切です。数字で決めたルールを遵守すれば、大負けをすることがなくなります。長期的には勝ち残る可能性が高まるのです。  会計と投資に関する数字リテラシーについては、アナリストとして培った、専門的な知識や見解を紹介します。ここで紹介したスキルを身に付ければ、ビジネスパーソンとして、一段ステップアップすることができます。

数字リテラシーの獲得・向上で成功者になろう

 本書を読むと、日常生活からビジネスまで、幅広い局面で数字リテラシーを活用することができるようになります。そして、あなたは人生の成功者になる条件を一つクリアするのです。  数字リテラシーが高まると、日常生活で損をしなくなります。また、ビジネスにおいて、的確な判断を下すようになり、他人を説得できるようになります。結果的に人生を楽しむ余裕ができるのです。繰り返しになりますが、人生を楽しむことこそが、成功者の条件です。  本書を読み終わるころには、あなたは「数字が得意な人」になっているはずです。そして、成功へのステップを歩み始めます。  さあ、これから数時間、数字リテラシーの世界に浸りましょう。私がナビゲーターとして案内していきますので、よろしくお願い致します。

2008年9月に出版された『数字力! ―客観化→具体化→説得化の3stepで「苦手」な数字を「得意」に変える』の「はじめに」より著者および出版社の許可を得て転載。無断転載を禁ずる。

坪井信行(つぼい のぶゆき)
慶應義塾大学大学院システムデザインマネジメント研究科非常勤講師、慶應MCC客員ファカルティ、T・C・マネジメント代表、株式会社ティー・アイ・ダヴリュ取締役
慶應MCCプログラム「会計情報から経営を読み解く」講師

筑波大学第一学群社会学類(経済学専攻)卒業。慶應義塾大学大学院経営管理研究科修士課程修了、経営学修士(MBA)。シティバンク・エヌ・エイ、バークレイズ証券会社、ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社(現日興シティグループ証券)、UBSウォーバーグ証券会社(現UBS証券会社)、新生銀行、メリルリンチ日本証券 ディレクターを経て現職。日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)。 主な著書に『数字力! ―客観化→具体化→説得化の3stepで「苦手」な数字を「得意」に変える』(PHPエディターズ・グループ/PHP研究所、2008年)

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更新日:2008年10月30日 7時32分

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『ビロードのうさぎ』

原作:マージェリィ・ビアンコ ; 抄訳・絵:酒井駒子 ; 出版社:ブロンズ新社 発行年月:2007年4月; ISBN:9784893094087; 本体価格:1,500円 (税込 1,575 円) 書籍詳細

ここ数年、絵本に興味をもつ大人が増えていると聞きます。 深く味わいのある作品、普遍の真理を説く作品、愛や夢の大切さをやさしく教えてくれる作品、人情の機微に触れることのできる作品など、絵本で描かれる世界観は、大人が十分楽しめる、また考えさせられるものです。 幼い頃絵本に囲まれていた私も、いつのころからか、絵本を手にすることも少なくなりましたが、ここ数年、いろいろな場面で絵本に触れたり、紹介されたりすることが増えてきました。 書店の絵本コーナーにいくと、とても目立つところに置かれており、帯 に書かれた
圧倒的な支持をあつめて
『月刊MOE』2007年絵本ベスト
『この絵本が好き!』2007年の絵本(国内絵本)
堂々の第1位!
という言葉が目に入ってきました。 手にとって、裏返してみると、帯の裏には、大人自身の感動の言葉が綴られています。まさに、大人の方にも手にとってほしいと紹介されるだけある絵本です。 表紙には、愛らしくもどこかにせつなさをたたえた表情の緑色の目をした茶色のうさぎの絵が描かれています。 原作はMargery Williams Biancoが1922年に書いた名作『The Velveteen Rabbit』です。世界中で翻訳され、今なお多くの人に読み継がれている作品です。それを酒井駒子さんが抄訳して絵本化したのが、この『ビロードのうさぎ』です。酒井さんの絵本は2007年初版ですが、それまでにも他の方によって、『ビロードうさぎ』や『ベルベットうさぎのなみだ』などいくつかの翻訳書や絵本が出されているそうです。 ビロードでできたおもちゃのうさぎが、クリスマスプレゼントとしてぼうやの家にやってくるところから、物語は始まります。いくつものおもちゃをもらったぼうやは、うさぎのことを忘れ、一度はおもちゃの棚に追いやってしまいます。うさぎはおもちゃの棚で、優しく接してくれるウマのおもちゃに、ぼうやに心から大切に思われたおもちゃは本当の友達になれる、本当のものになれると教えられます。ある日から、うさぎはぼうやと毎日一緒に遊んだり眠ったりするようになり、ぼうやに「ほんとうのうさぎ」としてかわいがってもらえるようになります。ところが、ぼうやが病気になったのを境に、幸せな生活が突然終わりを迎えてしまいます。でも、うさぎが流した悲しみの涙から妖精が現れ、ビロードのうさぎが本物のうさぎになる奇跡が起こるのです。 うさぎの愛らしく健気な姿とせつない気持ちの揺れ動き、うさぎとぼうやとの愛情と友情に溢れた日々と心のかよいあい、それと対照的に描かれる大人の心ない言葉や行動など、丁寧に描かれるその物語に、読み進めるうちに、せつなさとあたたかさがこみ上げてきます。 読後、“ほんもの”という言葉がとても印象に残り、考えさせられました。うさぎが問いかける「“ほんもの”って どういうこと?」という言葉が、私の心にも突き刺さります。
「ほんものというのはね、ながいあいだに
 子どもの ほんとうの ともだちになった
 おもちゃがなるものなのだ。
 ただ あそぶだけではなく、こころから たいせつに
 だいじにおもわれた おもちゃは ほんとうのものになる。」
と、ウマのおもちゃが話します。 この物語では、奇跡がおき本当のうさぎになる姿を、象徴的に描いています。奇跡という物語らしいエンディングで締めくくられますが、所詮絵本の世界だとは流すことはできない、“ほんもの”ということばが、深く残ります。 私は、周りのものや、接してくれるひとたちを、心から大切にだいじにし、お互い“ほんもの”の存在となっているだろうか、また、私は周りのひとたちから、“ほんもの”と思われるような、心の通い合いや関係性を築いているだろうか、うさぎとぼうやの姿を通して、自分自身を振り返ってしまいます。 酒井さんの絵は、うさぎのせつない気持ちがにじみでるとても物語にぴったりあった画風で、うさぎの存在感を際立たせています。うさぎの目の色が緑色に描かれているのが、なんともいえない不思議さを感じさせますが、最後のページで、それは、ほんもののうさぎとの対比であったことに初めて気づかされます。最後に描かれる、ほんものになったうさぎの目は、黒く描かれているのです。酒井さんが、ことばのひとつひとつ、挿絵のひとつひとつを、大切に書き、描いていることが、とても感じられます。 “ほんもの”ということばを噛み締めながら、これからも折に触れ読み返したい、たいせつな一冊となりました。 (井草真喜子)


ビロードのうさぎ』(ブロンズ新社)

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更新日:2008年10月30日 7時31分

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山中伸弥「iPS細胞がつくる新しい医学」

山中伸弥 京都大学 iPS細胞研究センター センター長、再生医科学研究所 教授 >>講師紹介
講演日時:2008年7月18日(金) PM6:30-PM8:30

昨年、山中氏の研究グループはiPS細胞で世界を驚かせました。「人工多能幹細胞」と呼ばれるこの細胞は、現在の医学では治療が困難な病気や怪我の回復に大きく貢献できる医療技術シーズとして高い期待が寄せられています。 講演では、貢献できる例として「若年型糖尿病」「脊髄損傷」「白血病」をあげてわかりやすく説明してくれました。 まず、「糖尿病」は、「インスリン」の不足により血糖値が上がり、血管障害や神経障害などを引き起こすものです。糖尿病には2つの型があり、大人に多い糖尿病は「2型糖尿病」と呼ばれ、多くの場合、肥満のために相対的にインスリンの量が足りなくなることが原因です。そのため、運動や食事療法を通じて減量することが治療の基本になっています。 一方、子供に多い「1型糖尿病」(若年型糖尿病)は、インスリンをつくる器官である、すい臓内の「すい島」(見た目が「島」のように見えることから‘すい島’と呼ばれます)がつぶれ、インスリンが分泌されなくなることで突然発症するのだそうです。 「1型糖尿病」の場合、もはやインスリンが分泌されないわけですから、外部からインスリンを投与するしかなく、インスリンは飲み薬にすることが難しいため「注射」を打つことになります。加えて、この「インスリン注射」は1日に4回も打たなくてはならないそうで、そのたびに病院に行って注射してもらうわけにもいかないので、糖尿病の子供たちは学校の休み時間などに自分で注射を打つしかありません。毎日毎日4回も自分で注射を打たなければならないのは、まだ幼い子供たちにとってはとても大変なことだそうです。 この病気の根本的な治療法としては、すい臓の移植があります。しかし、すい臓は人体に1個しかありませんので、脳死移植が必要だったそうです。しかも、すい臓は血管が非常に多く、ふわふわしたやわらかい臓器のため移植手術は極めて難しく、すい臓移植が行われることはあまりなかったそうです。 その後近年に、インスリンをつくる「すい島」の細胞を患者の家族や脳死者から取り出し、すい臓に注射することにより、再びインスリンを体内でつくれるようにする医療技術が確立されたそうです。それでも、すい島細胞を提供できる人がいなければなりません。 脊髄損傷や白血病も同様ですが、他人の臓器や細胞をもらう「移植医学」は、供給者(ドナー)がどの病気においても不足しているのが現状です。 そして、たとえ家族でも他人ですから、拒絶反応の心配が残ります。 そこで、このところ注目を浴びているのが「再生医学」なのだそうです。これは、健康な臓器や細胞を新たに作り出して問題の臓器や細胞と取り替える治療法です。新たに作り出すため、供給者不足の問題が解消されます。そして、この「再生医学」の切り札と言われてきたのが「ES細胞」(胚性幹細胞)です。 ES細胞は、ヒトの受精卵(胚)を使って作製する細胞です。受精卵を利用するわけですから、ES細胞には、身体を構成するあらゆる細胞に分化できる「多能性」があります。また、ほぼ無限に増殖できるため、治療に用いる身体器官の細胞(神経細胞や心筋細胞など)などを必要なだけ準備できます。例えば、ES細胞を増やして「すい島細胞」へと分化させれば、ドナーの登場を待つことなく、子供たちを苦しめている1型糖尿病の治療に使えるというわけです。 そして、脊髄が損傷することで上半身や下半身が麻痺したままとなる「脊髄損傷」も、ES細胞から「神経前駆細胞」という細胞に分化して移植すれば機能回復するのではないかと期待されています。山中氏によれば、乗馬中の事故で脊髄損傷となり、首から下が動かせなくなった故クリストファー・リーブ氏(映画のスーパーマンを演じた米国の俳優)もまた、ES細胞を使った再生医療に期待をかけていたひとりです。 血液のガンと呼ばれる「白血病」も、血液をつくる働きをしている「骨髄」の移植をすれば完治できる病気です。しかし、やはりドナーが不足しています。でも、ES細胞から「骨髄細胞」へ分化させ患者に移植する道が確立していたら、急性白血病で亡くなったK1の格闘家、故アンディ・フグ氏の命が救えたかもしれません。 ES細胞による再生医学は、この3つの病気、怪我以外にもさまざまな病気の治療に応用できると期待されているのですが、山中氏によればES細胞にはいくつかの問題点があるそうです。 ひとつには、やはり自分の細胞ではないので拒絶反応の問題があることです。これは、患者の体細胞から、その患者自身の遺伝情報を持つ「核」を未受精卵に移植し、電気刺激を与えて受精卵化させたものからES細胞をつくることで解決します。患者自身の遺伝子情報を持つES細胞なので拒絶反応が起きないのです。「オーダーメードES細胞」と呼ばれています。この技術はネズミなどではすでに成功しています。ただ、人間の受精卵は他の動物よりもはるかに脆弱なため、これまでのところ上記の技術は確立できていません。05年にソウル大学の教授の成功が脚光を浴びましたが、これは結局捏造だったということが後にわかっています。 また、ES細胞はヒトの「受精卵」を利用するという点で倫理上の問題があります。ES細胞の元となる受精卵は、不妊治療のために準備され、結局使われないで保管されていたものを利用します。ということは、そのまま増殖・分化させれば一人の人間になっていたはずのものです。米国では、上記の技術を認める法案に対してブッシュ大統領が拒否権を発動し廃案になっています。 そこで、山中氏は、ES細胞のこうした拒絶反応やヒト胚の利用という課題を克服する研究を開始したのだそうです。山中氏の研究におけるアイディアは、他人の受精卵ではなく患者本人の皮膚細胞を、ES細胞のような万能性のある細胞に、時計の針を戻すようにリセットするというものです。いったん皮膚細胞に分化したものを各器官などに分化する前の細胞に戻すわけですから、山中氏は「初期化」と呼んでいます。 皮膚のような体細胞もES細胞も、設計図となる遺伝子情報は同じです。そして、この設計図を読んで細胞をつくりだす「因子」(転写因子など)があります。そこで山中氏は、ES細胞をつくりだす「因子」を皮膚細胞に埋め込めば、皮膚細胞から ESに類似した細胞(以下、ES類似細胞)ができるのではないかと考えたのです。 山中氏はたくさんの因子の中から、ES類似細胞を生み出す因子の候補を24個見つけました。山中氏の研究グループでは、まず1因子ずつマウスの皮膚細胞に入れて試しましたがうまく行きませんでした。ところがある時、24因子同時に投与してみたところES類似細胞ができたのです。研究グループではさらにこの24因子からひとつずつ因子を減らしていくことによって、とうとう皮膚細胞からES類似細胞をつくりだす3つの因子を特定することに成功しました。このES類似細胞こそ、昨年(2007年)ヒトの皮膚細胞から生み出すことに成功し、世界を驚かせた「iPS細胞」(人工多能性幹細胞)なのです。 山中氏の研究グループは、ヒトのiPS細胞を、神経細胞や心筋細胞(拍動する心臓の細胞)、骨髄細胞へと分化させることに成功し、その多能性を検証しました。また、様々な年齢・性別、例えば6歳の女性、 36歳の男性、81歳の女性のそれぞれの皮膚細胞からもiPS細胞をつくることに成功しているそうです。 山中氏によれば、iPS細胞を使った再生医療(細胞移植)については、まだまだ安全性の確認が必要だとのことでしたが、同時に、病気の原因解明や薬効、副作用の評価に利用する可能性を模索しているそうです。例えば、ある心臓病の患者のiPS細胞を使って心筋細胞をつくり、その心筋細胞に新薬を投与して反応を見る実験を行えば、患者に危険を与えることなく新薬の効果や副作用を調べることができます。 また、「細胞バンク」と呼ぶ構想もあるそうです。iPS細胞を利用した再生医療は、患者自身の皮膚細胞を用いてiPS細胞をつくり、そこから神経細胞など必要な細胞に分化させて移植するのが望ましく、本人の細胞が元になっていますから拒絶反応も起きません。しかし、皮膚細胞からiPS細胞を作るのに約1ヶ月、さらにiPS細胞から神経細胞などに分化、増殖させるのにも1ヶ月ほどの時間が必要です。また、ES細胞に匹敵するほどの高品質なiPS細胞をつくりだすのは非常に高度な設備、技術が必要なのだそうです。 このように、現状では実際の治療には適用が困難なことから、あらかじめ多くの皮膚細胞を採取し、iPS細胞、および神経細胞や心筋細胞などに分化した細胞をつくって保管しておく「細胞バンク」の設立を山中氏は考えています。この場合、患者さんとは別人の細胞を利用することになりますが、拒絶反応に関係する「適合性」を判断するための細胞の「型」はおよそ50種類ほどだそうです。50種類ほどであれば、異なる型の細胞を入手して、あらかじめiPS細胞、分化した細胞をつくっておき、必要に応じてすぐに再生医療に利用することが可能だと山中氏は考えています。これは、自分の皮膚細胞をもとにしたものではないけれども、拒絶反応が起きにくい同じ型の細胞を利用することから「セミオーダーメード型」の再生医学だと言えます。 山中氏のグループによる iPS細胞樹立の発表以来、世界各地の研究グループでも次々とiPS細胞の樹立に成功しており、例えば米国カリフォルニア州では3,000億円もの公債を発行して、今後10年間の研究費として与えられる予定など、世界規模での研究競争が激しくなっています。日本でも追加の研究予算が迅速に認められただけでなく、他の大学との様々な共同研究、また知的財産として保護するための仕組みも立ち上がっているそうです。 今回、山中氏は、「再生医学」のような高度で難しいテーマを軽妙なジョークを盛り込みながら、わかりやすくお話しされ、再生医学に対する理解が深まっただけでなく、大きな知的興奮を味わうことができました。今後の山中氏の研究のさらなる発展を心からお祈りしたいと思います。

主要著書

  1. Aoi, T., Yae, K., Nakagawa, M., Ichisaka, T., Okita, K., Takahashi, K., Chiba, T., and Yamanaka, S., Generation of Pluripotent Stem Cells from Adult Mouse Liver and Stomach Cells. Science in press 2008
  2. Nakagawa, M., Koyanagi, M., Tanabe, K., Takahashi, K., Ichisaka, T., Aoi, T., Okita, K., Mochiduki, Y., Takizawa, N.,and Yamanaka, S. Generation of induced pluripotent stem cells without Myc from mouse and human fibroblasts. Nat Biotechnol. Nat.Biotechnol 26:101-106,2008
  3. Takahashi, K., Tanabe, K., Ohnuki, M., Narita, M., Ichisaka, T., Tomoda, K., and Yamanaka, S. Induction of pluripotent stem cells from adult human fibroblasts by defined factors. Cell 131:861-872, 2007.
  4. Okita, K., Ichisaka, T., and Yamanaka, S. Generation of germline-competent induced pluripotent stem cells. Nature 448:313-317, 2007.
  5. Takahashi, K., and Yamanaka, S. Induction of pluripotent stem cells from mouse embryonic and adult fibroblast cultures by defined factors. Cell 126:663-676, 2006.

作者: imai http://www.keiomcc.com/

更新日:2008年10月14日 6時56分

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ケース 「M氏の教育研修機関選択行動」

M.H

そもそも、M氏が、マーケティング系の教育研修を受講しようと思ったのは、実務上の課題を解決したいと考えたためであった。M氏のこれまでの職業上の経歴は、とくに、バックオフィス系の部門やプロジェクトであることが多く、実務上、会社の予算、利益、企業価値といった、“数値”による管理をする部署であることが多かった。 M氏は、会社の中長期の売上予測を作成する時に、いつも考えていた。 「数学を利用して、ロジカルに、マーケット傾向や需給・企業活動と、売上を関連づけたいなあ」 「売上が、企業活動によって、ベースとなる予測より上方修正できるとすれば、その源泉となる企業活動や施策は、どのように策定すればいいんだろ?」 「そうだ!昔、マーケティングや、統計分析って学校で勉強したよな。使えるかな?」 このような思考過程を経て、M氏は、会社の売上に直接関連する活動である、マーケティングについて、特に、統計分析を利用して、定量的な分析を重視するスタイルの、実務研修にターゲットを定め、教育研修機関を探すこととした。 さて、社会人の教育研修機関というのは、さまざまな種類のものがある。
  • ビジネススクール(経営大学院)のエクゼクティブセミナー
  • 社内の企業独自の教育センターや、企業独自のカリキュラムによる社内研修
  • 社外の教育研修会社に委託して、実施される研修
  • 大学のエクステンションセンターの講座
など、思いつくだけでもたくさんの選択候補がある。 M氏の所属する会社では、こういった教育研修は実施していなかったので、M氏は、得意のWeb検索調査により、実務家向けに、定量的なマーケティングの実務訓練をする講座を探してみた。定量的なマーケティング講座を開催しているのは、社外の教育研修会社のほかに、ビジネススクールや、大学のエクステンションセンターなどで実施しているようであった。 まず、海外のビジネススクールでは、エクゼクティブセミナーが多数開講されており、ハーバード、ウォートン、ロンドンLBSなど、なかなかよさそうな講座はあるのであるが、なにせ価格が高い。また、海外なので、しばらくの間、仕事を離れて受講する必要がある。したがって、これらは候補からはずすこととした。 次に、マーケティング研修に特化した教育研修会社の講座が何件か見つかった。Web上で、研修内容について説明されており、かなり印象はよさそうであった。価格は、海外ビジネススクールほどではないが、それなりに高価なものであった。しかし、M氏は、これらのスクールや講師の評判がわからず、候補からはずすこととした。 その次に、大学のエクステンションセンターである。首都圏の大学には、エクステンションセンターを持つ大学が、多数存在した。これらの講座の価格は、お手ごろな感じがした。また、ハーバード大学のエクステンションセンターでは、Webによるストリーミング放送を使い、遠隔で講座が受講できるようである。初回と、2回目の授業は、サンプル商品として、いつでも無料で、見ることができた。これは、先生の教え方のスタイルを受講前に確認するのに非常に参考になるように思えた。しかし、これらは、大学の講義と同様に、アカデミックな内容のようであったので、今回の目的と合致しているかどうかがわからなかった。そのため、候補からはずすこととした。 最後に、慶應MCCである。どうやら、慶應義塾が提供する社会人向けの研修に特化した、教育研修機関のようである。「発見と創造のためのマーケティング・リサーチ」という講座があり、講師は、慶應ビジネスクール教授の井上哲浩先生であった。先生は、米UCLAアンダーソンビジネススクールでPh.Dを取得されていた。この講座であれば、少し高度な統計分析を使って、実務でマーケティング戦略を策定する訓練ができ、目的に合致しているのではないかなと思った。価格は、少し高めであるが、海外エクゼクティブセミナーと比べればかなり、お値打ちであった。 M氏は、数ヶ月に及ぶWeb調査と、慶應MCC井草さんの事前説明を考慮し、結局この講座を受講することに決めたのである。結果として、井上哲浩先生には、統計分析をマーケティング実務に活用する方法を、やさしく、明るく、楽しいキャラクターと、難しい内容をわかりやすく教えるスタイル、また、受講中、受講者側から、常に質問したり、ディスカッションしたりできる場を提供していただいたことで、楽しく学習を進めることができたのであった。 ここまで読まれて、すでにお気づきの方もいらっしゃると思いますが、M氏とは、このエッセイを書いている私のことです。みなさんの場合は、いかがでしたでしょうか? ディスカッション題目: これを読まれた、みなさんは、M氏の教育機関選択行動をどのように分析しますか? また、もし自分がM氏の立場であったら、どういう代替行動をとりますか? 慶應MCCてらこや編集局経由で、ご意見お待ちしております(ほんとに来るかな?)。
  • 本ケースは、M.Hが、独断と偏見で、「慶應MCC通信てらこや」における、討議のために作成したものであり、特定の経営管理における適否を例示するものでは、断じて、絶対ありません。

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更新日:2008年10月14日 6時57分

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メールマガジン Vol.67

・‥‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・ ≫≫≫≫≫≫    慶應MCC通信【てらこや】   ≪≪≪≪≪≪ ≫≫≫≫≫  ~ビジネスパーソンの学びを切り拓く~  ≪≪≪≪≪ ≫≫≫≫     http://www.keiomcc.net/terakoya/     ≪≪≪≪             Vol.67 [2008/9/9]            ・‥‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・ ───────────────────────────────── ★┐INDEX └┼───────────────────────────────  │1. ピックアップレポート 「「学び」の楽しさを再発見  │  ―慶應義塾創立150年記念講演会「学問のすゝめ21」のご紹介」  │2. 夕学だより      「働く人のための意思決定論」  │3. 今月の“1冊”    「夕べの雲」  │4. ファカルティズ・コラム「“事実”と“意見”を切り分ける」ほか  │5. 慶應インフォメーション  ┼─────────────────────────────── みなさま、こんにちは! 慶應MCC通信【てらこや】編集局 の いぐさ です。 新規に登録をしていただいた皆さま、はじめまして! 慶應MCC通信【てらこや】は、月1回(毎月第2火曜日を予定)「学び」 を改めて見直すきっかけとなるようなさまざまな情報の提供を目的に、 発行しています。これから、どうぞよろしくお願いします。 今後配信を希望されない場合は、末尾のURLより配信停止のお手続きを お願いいたします。 今日の東京は、とても清々しい秋晴れです。雲もなく青空が気持ちよく 広がっています。丸の内に立ち並ぶビルも、青空を背景に、太陽の光に 照らされてキラキラと輝いています。朝、駅を出るとその景色が目にま ぶしく映り、その澄んだスカイブルーと光のきらめきがなんとも美しく、 爽やかにオフィスに向かいました。 さて、今月号の「ピックアップレポート」は、慶應義塾創立150年記念 講演会「学問のすゝめ21」のご紹介です。創立150年を期に、この1年間 全国13カ所にて記念講演会を行ってまりました。その報告と最後を飾る 東京での講演のご紹介、今後の展開について書いています。 「夕学だより」は、首都大学東京 大学院社会科学研究科 長瀬勝彦教授 の講演「働く人のための意思決定論」の受講レポートです。人は常に合 理的な意思決定をしているわけではないことや意思決定における無意識 の影響など、多くの心理実験結果を交えながら興味深く解説されました。 「今月の“1冊”」は、読売文学賞受賞の名作『夕べの雲』を取り上げ ました。平凡ながら幸せな一家の日常が綴られ、あたりまえの日常の描 写だからこそその1コマ1コマが読む者の心の中に浮かんでくる、心が温 かくなる一冊です。温かい家族の愛情や絆をぜひ感じてみてください。 「ファカルティズ・コラム」は、「“事実”と“意見”を切り分ける」 「「頭の回転が速い」のも考えもの?」「『アタリマエ』を見直そう」 などの記事をご紹介しています。 では、さっそく Vol.67をお届けいたします! ぜひ、ご一読ください! ┌─┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ │1│ ピックアップレポート ―ビジネスに効く「知」のサプリメント― └─┘……………………………………………………………………………… 第67回「「学び」の楽しさを再発見     ―慶應義塾創立150年記念講演会「学問のすゝめ21」のご紹介」     慶應義塾 創立150年記念事業室 ───────────────────────────────── 1.記念講演会「学問のすゝめ21」、東京にて集大成 慶應義塾は、2008年、創立150年を迎えました。これを期して、2007年 8月から1年間にわたり、南は鹿児島~北は北海道まで、全国13ヶ所にて 記念講演会「学問のすゝめ21」を開催しました。 本講演会は、21世紀の現代社会が抱えるさまざまな問題や課題を中心に 多彩なテーマでおくる、慶應義塾の教員と塾員(卒業生)による講演会 シリーズ。ひとつのテーマに複数の視点から光を当て、いろいろな考え に触れていただくことによって、参加者の皆さまの新たな「発見」を喚 起し、「多事争論」の間に生まれる「自由の気風」と「学び」の楽しさ を実感していただくことを目指し、企画してきました。 そして、9月23日(火・祝)、本講演会シリーズの集大成として、「日本 人のアイデンティティー」をテーマに、東京・NHKホールにて開催します。 入場無料(事前申込制)。皆さまのお申込をお待ちしています! ▼ 続き(全文)はこちらから   http://www.keiomcc.net/terakoya/2008/09/report67.html ┌─┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ │2│ 夕学だより ―時代の“潮流と深層”を読み解く― └─┘……………………………………………………………………………… 「働く人のための意思決定論」 【講師】長瀬 勝彦(首都大学東京 大学院社会科学研究科 教授) 【日時】2008年7月10日(木) 18:30-20:30 ───────────────────────────────── 長瀬氏は当講演において、多様な心理学の実験結果を示しながら、意思 決定に関して私たちが抱いている「神話」(思い込み)が間違いである ことを説明した上で、望ましい意思決定を行うためのヒントを教えてく れました。 さて、私たちは日々、さまざまな意思決定を行っています。意思決定と は、おおむね複数の選択肢からどれかひとつを選び取ることです。意思 決定には、「今日の昼食に何を食べるか」といった日常的なものもあれ ば、進学や結婚など、人生の一大事に関わるものもあります。また、ビジ ネスの意思決定について言えば、経営者は経営戦略などについての意思 決定を行っていますし、工場長のような管理者は工場の操業方法につい て、また一般社員の営業担当者は、客先をどのように回るかといったこ とについて意思決定を行っています。 長瀬氏によれば、こうした意思決定を行う方法論、すなわち「意思決定 論」には2つの流派があるのだそうです。 ▼ 続き(全文)はこちらから   http://www.keiomcc.net/terakoya/2008/09/sekigaku67.html ┌─┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ │3│ 今月の“1冊” ―慶應MCCスタッフからのおすすめ― └─┘……………………………………………………………………………… 『夕べの雲』  著者:庄野潤三;出版社:講談社;  ISBN:9784061960152 ;本体価格:1,100円 (税込 1,155 円) ───────────────────────────────── すいすいと読める平易な文章なのに、読む度に心に残る箇所が違う。 新井満は、その魅力をこう代弁してくれた。 『最初は退屈だな、と思い、二度目はそこはかとなく、おかしかった、 そして最近では、実に実に味わい深い』。(新井満「そこはかとなく」 河出書房新社 1997年) 本書は、‘文庫の海に本物の衝撃’を謳った講談社文芸文庫の栄えある 第一集として配本され、以来30刷を重ねる大ロングセラーである。 音楽や言葉との再会が引き金となり、昔の映像や感情が蘇ることはよく あるが、初めて本書の鮮やかな桜色の表紙と題名を見た時に、幼い頃の 光景が浮かんできたのには驚いた。 記憶の奥の私は、山道を急ぎ足で駆け下りている。 辺りが、闇の蚕食によって墨色に沈みつつある中、ふと見上げた西の空 で、金色の残照と共に真っ赤に輝く鱗雲が、ゆっくりと形を変えながら 流れていた。その色彩の明と暗、茜雲の悠々さと釣瓶落としのスピード の対比は、自然の雄大さや荘厳さを伴って、私を圧倒したものだった。 ▼ 続き(全文)はこちらから   http://www.keiomcc.net/terakoya/2008/09/review67.html ┌─┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ │4│ファカルティズ・コラム ―ビジネス・スキルを高めるヒント集― └─┘……………………………………………………………………………… 慶應MCC専任講師のブログから記事をピックアップしてご紹介します。 ───────────────────────────────── 2008年7月18日 “事実”と“意見”を切り分ける  http://www.keiomcc.net/faculty-blog/2008/07/post_77.html 2008年7月25日 「頭の回転が速い」のも考えもの?  http://www.keiomcc.net/faculty-blog/2008/07/post_78.html 2008年8月7日  本を出しました  http://www.keiomcc.net/faculty-blog/2008/08/post_80.html 2008年8月29日 『アタリマエ』を見直そう  http://www.keiomcc.net/faculty-blog/2008/08/post_82.html 2008年9月4日  『ブログ通信簿』をやってみました  http://www.keiomcc.net/faculty-blog/2008/09/post_83.html ▼ その他の記事もぜひこちらからご覧ください。   http://www.keiomcc.net/faculty-blog/ ┌─┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ │5│ 慶應インフォメーション ―「学び」のための慶應義塾関連情報― └─┘……………………………………………………………………………… 慶應義塾大学、およびその関連組織や団体による公開講座やセミナー等 の「学び」に関する情報、また慶應義塾関連の情報をお届けします。 詳細情報や問合せ先などは各Webサイトにてご確認ください。 ───────────────────────────────── ◆慶應義塾大学アート・センター  富士ゼロックス版画コレクションによる展覧会 「語り手たちの秋[とき]の声:クレー、タピエス、トゥオンブリ」  http://www.art-c.keio.ac.jp/event/log/296.html  ◇日時:2008/10/5(日)~18(土)12:00-18:00(11/12,13休館)  ◇会場:慶應義塾大学三田キャンパス 東館 展示スペース  ◇入場料:無料・事前お申込み不要  ◇主催:港区、慶應義塾大学アート・センター  ◇協力:富士ゼロックス株式会社、横田茂ギャラリー  ◇後援:Kissポート財団 ◆慶應義塾大学アート・センター  アート・マネジメント講座2008 第2回公開講座 「版画がつなぐコミュニケーション」  http://www.art-c.keio.ac.jp/event/log/297.html  ◇日時:2008/10/11(土)13:30-15:30(13:00開場)  ◇会場:慶應義塾大学三田キャンパス 西校舎526番教室  ◇対象:港区内に在住・在勤・在学の方 300名  ◇入場料:無料・事前申込み不要  ◇主催:港区  ◇パネラー   横田茂(横田茂ギャラリー・東京パブリッシングハウス)   滝川潔(富士ゼロックス株式会社 CSR部 社会貢献推進室 マネジャー)   前田富士男(慶應義塾大学文学部教授/アート・センター所長) ◆慶應義塾大学 新川崎タウンキャンパス(K2タウンキャンパス) 「慶應義塾創立150年記念オープンキャンパス」http://www.k2.keio.ac.jp/oc.htm   市民・企業関係者・学生等向け先端プロジェクト公開   2008/10/4 (土)10:00-17:00、申込不要、入場自由 「オープンセミナー」http://www.k2.keio.ac.jp/seminar.html  (1)「テレハプティクス (遠隔医療)」    大西公平 (慶應義塾大学理工学部教授)    2008/10/4(土)10:30-12:00、参加費1000円(資料代他)    事前申込制、定員先着50名  (2)「光で通信! 光糸電話を作ってみよう」    山中直明(慶應義塾大学理工学部教授)    2008/10/4(土)13:30-15:00、参加費500円(資料代他)    小中高校生対象、事前申込制、定員先着50名 ◆慶應丸の内シティキャンパス開講プログラム http://www.keiomcc.com/ 『ポストM&A-統合シナジーの最大化-』  http://www.keiomcc.com/program/pma/  2008/10/7-11/18 全4回 講師:松江英夫 『マーケティング情報から顧客を読み解く』  http://www.keiomcc.com/program/cus/  2008/10/10-12/5 全6回 講師:清水猛、高橋郁夫、