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トップ > 東海東京証券 > 東海東京証券 - 人気ブログ(Blog)検索結果詳細 (2008年11月22日 12時)
日本工資體系明晰大揭密
作者:
更新日:2008年11月20日 12時51分
金融政策(2)金融政策の3つの手段
金利政策…公定歩合を上げ下げする操作のこと
公開市場操作…日銀が国債や手形を売買し、金融機関に資金を供給して金利を調節
支払準備率操作…支払準備率を操作して、民間銀行が貸出しに回せるお金の量を調整
金融政策には、(1)金利政策(公定歩合政策)、(2)公開市場操作、(3)支払準備率操作(預金準備率操作)、という3つの代表的な手段があります。
これまで、金利政策が金融政策の中心手段でしたが、金融の自由化により公定歩合が市中金利に直接影響を与えることはなくなり、1996年からは公開市場操作が金融政策の中心手段となっています。
金融政策
金利政策
(公定歩合政策)
好景気
公定歩合を上げる
金融引き締め
不景気
公定歩合を下げる
金融緩和
公開市場操作
好景気
売りオペレーション
金融引き締め
不景気
買いオペレーション
金融緩和
支払準備率操作
(預金準備率操作)
好景気
支払準備率を上げる
金融引き締め
不景気
支払準備率を下げる
金融緩和
金融政策に関する基本方針は、日本銀行の政策委員会が毎月2回、金融政策決定会合を開いて決定し、直ちに公表しています。
?金利政策(公定歩合政策)?
金利政策(公定歩合政策)とは、日本銀行が公定歩合を上げ下げすることで行う金融政策です。公定歩合を変えることで市中金利を変動させようとする方法で、企業の投資活動に影響を与えることを目的としています。
景気が過熱した場合には、公定歩合を高く設定して金融を引き締めます。逆に、不景気の場合には、公定歩合を低く設定して金融緩和をはかります。
◆金利政策の効果
金利政策には、(1)コスト効果、(2)アナウンスメント効果、の2つの効果があります。
コスト効果
コスト効果とは、貸出金利というコスト(費用)が変わることによる直接的な効果です。
これまで、公定歩合は規制金利の代表として、銀行金利や為替レートに影響を与えてきました。
しかし、1994(平成6)年以降は金融の自由化が進められ、自由金利を中心に金利が決定されるようになり、公定歩合と市場金利が連動しなくなりはじめました。公定歩合の上げ下げが銀行の預金金利に直接影響を与えることはなくなり、コスト効果の影響は減少しました。
アナウンスメント効果
アナウンスメント効果とは、公定歩合の変更を宣言することによる効果です。公定歩合を上げるという日本銀行の姿勢(スタンス)が分かると、企業はお金を借りるのを控えるようになります。この間接的な波及効果を、アナウンスメント効果と呼んでいます。
公定歩合の変更の宣言には、日本銀行の景気の現状や先行きに対する判断を示すという意味も含まれています。
コスト効果
貸出金利が変わることによる直接的な効果
アナウンスメント効果
公定歩合の変更を宣言することによる間接的な効果
参考 : 公定歩合(基準割引率および基準貸付利率)
?公開市場操作?
公開市場操作(オープン?マーケット?オペレーション)とは、日本銀行が金融市場で民間金融機関に国債や手形を売買することで、市場に資金を供給(または吸収)し、マネーサプライ(通貨供給量)の調節を行うことをいいます。
◆売りオペレーションと買いオペレーション
公開市場操作(オペレーション)には、売りオペレーションと買いオペレーションがあります。
売りオペレーション
売りオペレーションとは、日本銀行が国債や手形などを民間金融機関に売却して、市場の余剰資金を吸収することをいいます。マネーサプライ(通貨供給量)が減れば、金利は上がります。
好景気で、市場に流通するお金が余っていてインフレ気味のときは、売りオペレーションで市場のお金を吸収します。売りオペレーションは、金融引き締め政策となります。
買いオペレーション
買いオペレーションとは、日本銀行が国債や手形などを民間金融機関から購入して、市場に資金を供給することをいいます。マネーサプライ(通貨供給量)が増えれば、金利は下がります。
不景気で、市場に流通するお金が足りなくてデフレ気味のときは、買いオペレーションで市場にお金を供給します。買いオペレーションは、金融緩和政策となります。
?支払準備率操作?
支払準備率操作とは、日本銀行が支払準備率を上げ下げすることで、民間銀行が貸出しに回せるお金の量を調節することをいいます。ほかに、預金準備率操作、法定準備率操作、準備率操作という言い方があります。金融機関の貸し出し能力に働きかける方法です。
支払準備率操作は、1957(昭和32)年に制定された「準備預金制度に関する法律」により、1959(昭和34)年9月に導入されました。
日本銀行は、支払準備率を操作することで、マネーサプライを調節することができます。支払準備率を上げると、民間銀行が貸出しや証券投資に回せるお金の量が減少し、支払準備率を下げると、民間銀行が貸出しや証券投資に回せるお金の量が増加します。
参考 : マネーサプライ(通貨供給量)
◆支払準備率と支払準備制度
民間銀行は、預金の払い出しに備えて、一定割合の現金を準備しておく必要があります。この割合のことを、支払準備率(預金準備率、法定準備率、準備率)といいます。
民間銀行は、支払準備にあてられるお金(一定割合の現金)を、日本銀行に無利子で預け入れるように法律で義務づけられています。これを支払準備制度(準備預金制度、法定準備制度)といいます。
作者:
更新日:2008年11月17日 9時49分
金融引締め(きんゆうひきしめ)と金融緩和(きんゆうかんわ)
「金融引締め」によって、金融機関の貸出し金利の上昇や貸出しの減少を通じて、経済活動の過熱やインフレ昂進を抑制します。
逆に「金融緩和」は、金融機関の貸出し金利の低下や貸出しの増加によって経済活動を刺激します。
作者:
更新日:2008年11月17日 9時41分
「G20」国際社会の連携が金融危機打開の決め手
事実上、今回の金融危機は米国で始まったが、いまや米国だけの危機ではないだけでなく、米国一国だけでは解決できない状況に至った。世界の金融の中心地が危機の発源地となったのは今回が初めてであることに加え、危機の拡散が前代未聞の速度で進み、拡散の範囲が地球全体の規模に拡大されている。グローバル化の進展とともに全世界がきめ細かい金融ネットワークでつながっている状況で、どの国も金融危機の影響から自由でない。だからと言って、今になってグローバル化という大きな流れに逆らったり、各国が自国の利益だけを掲げた孤立的な政策を取るからといって問題は解決されない。地域、国家の利己主義は危機を鎮静させるよりはむしろ拡散、増幅させる恐れがある。各国が自国だけ生き残ろうとしてあくせくするほど、世界経済はさらに深い共倒れのどん底に突き落とされることになるだけだ。危機打開に向けた国際社会の連携が切実に求められる理由である。グローバル化時代に起きた世界的な金融危機は、「団結すれば生きことができ、散らばると死ぬ」国際社会の連携システムを通じた解決策を強く求めている。
今回の危機状況で、金融先進国という米国と欧州諸国が政治的な利害が衝突する問題や協力システムの不在により、効果的な危機対応ができずにいたという事実に注目する必要がある。米国は救済金融をめぐる雑音すら解決できず、欧州は各国の利害関係が食い違い、きちんとした危機打開策に合意さえできなかった。そうする間に危機は全世界に広がり、韓国を含む新興国に予期せぬほどの被害が転嫁されているのが実情だ。今回、先進国を中心とするG7がこれといった役割を果たせない代わり、G20が危機打開の前面に立つことになったのも、すべてこうした事情による。
G20は11日「グローバルな金融危機の解消に向け、できる限りのすべての手段を動員する」という原則でひとまず一致した。そろそろその具体的な手段と方法を打ち出すべき時点だ。ここには▽姜万洙(カン?マンス)企画財政部長官が提案した、先進国一部だけで行われる国家間の通貨スワップの対象を主要新興国に拡大する案▽日本が提案した、貿易黒字国の外貨準備高を緊急支援資金に活用する案--などが含まれることも考えられるだろう。こうした国際的な連携策の実効が上がるためには、何よりも米国をはじめとする先進諸国の積極的な参加が必須だ。G7は、今回の金融危機の発生と拡散に最も大きな責任があるだけに、危機の解消においても誰よりも大きな役割を果たすべきだという点を肝に銘じなければならない。全世界の金融市場が、G20発金融危機打開策を待っている。
作者:
更新日:2008年11月17日 9時13分
寄り付きの東京株式市場大幅続落
市場でも「TARPは不良資産買い取りのために作った法案だったはずで、世界の株価
もそれを評価して上昇してきた。いわゆる『はしご』を外された格好であり、いったん下
値模索の展開になりそうだ」(大手証券投資情報部)との声が出ている。
作者:
更新日:2008年11月13日 11時23分
日本経済が長期的な調整局面入り
作者:
更新日:2008年11月13日 11時12分
2008年11月13日
作者:
更新日:2008年11月13日 10時59分
金融市場の機能維持
作者:
更新日:2008年11月5日 15時35分
衆院財務金融委員会
作者:
更新日:2008年11月5日 15時24分
引当金増加で純利益が55.6%減少
作者:
更新日:2008年11月5日 14時38分
米国大統領選当選を受けて談話を発表
作者:
更新日:2008年11月5日 14時30分
リスク要因を丹念に点検
作者:
更新日:2008年11月5日 13時11分
自己資本比率規制
作者:
更新日:2008年10月31日 11時30分
流動性への圧力が和らぐ
作者:
更新日:2008年10月31日 11時13分
草案文書
作者:
更新日:2008年10月31日 11時5分
銀行への資本注入について
作者:
更新日:2008年10月31日 10時56分
風吹く丘 06*背負うもの
主人、マキシードはこの時間には必ずと言っていい程この場所にいた。
その主人に向かってリオルドは声をかける。
「あぁ。数年でよくここまで成長したもんだ」
彼が、主人と共に魔族の群れから村を救ってからというもの、彼らに対する村人達の反応は様変わりした。
彼らは英雄としてその村の誇りとも言われるようになった。
彼らの勇姿は詩人によって語られ、大陸中に知れ渡る事になった。
一目英雄を見ようと、人々が集まり、元々交易の要所だったその村は、今や立派な街となり、そしてまもなく、独立国になろうとしていた。
「また何かくるのか?」この丘が、街中を見渡せる唯一の場所だった。
村が街となり、その景色は驚く程の変わり様だったが、地形の関係で、この丘から様子のわからない所はほんの一部にすぎなかった。
「いや。わたしはここにいると落ち着くんだ」
「ははっそうか。あんた、国王に推薦されてるんだろ?なる気はあんのか?」
この街が、1つの独立国になる。
どこの国の支配も退け、どの国の属領にもなっていないのは、この周辺ではこの街だけになっていた。
しかし、いつまでもそのままでいるわけにもいかないだろう。
街人たちは話し合い、国王をたて、自分たちの独立国をつくろうと考えた。
その国王候補に主人はあげられているらしい。
「……王など、そんな器じゃないよ。わたしは」主人は彼の方を振り向いて笑った。
国王候補は、主人の他にも幾人かいたが、英雄伝説も手伝って、街人達の人気は群を抜いて主人がリードしていた。
国王を最終的に決めるのは街の人々だったので、候補者達は自分を売り込む事に必死になっていた。
ただ1人、主人だけは違っていたが。
たくさんの会議や、投票の末、残った候補者は2人になった。主人と、街長を勤めていた男、カルジ=モントエールだ。
カルジは頭の切れる男だったが、彼を良く知る者は、彼の権力欲の強さを知っていた。
当然、そんな素振りは街の人々には決してみせたりしない。
カルジはまた、それなりに裕福な家の生まれで、魔力も持っていた。
街長としての仕事もそつなくこなし、人当たりもいいカルジは、街人からの人気は、それなり高かった。
しかし、已然主人には敵わない。
「このままでは負けてしまう」
カルジはいらついていた。
英雄伝説なんだかしらないが、小さな村1つ守っただけで、何も努力もしていないような男が自分よりも人気があるなんて、と。
カルジはその事件の後、この地に移り住んできたものの一人なので、その魔族の群れがどのようなものだったのかなどは知らないが、どうせ噂に尾ひれがついてでかくなっただけで、たいしたことではなかったのだと思っていた。そうでなければ、当時二十代そこそこの男が、式と共に戦ったとて、どれほどのことが出来るのかなどたかが知れている。
それを村の人たちは大げさにしてしまっただけだ。
カルジはそう思っていたのだ。
「なんとかしなければな…」
そう、一国の王とられるかもしれないチャンスなど、これを逃したら一生巡ってくることはないだろう。
今の地位では到底満足する事などできない。
この機を逃すわけにはいかない。
どうすればいいのか。
あの男に勝つ方法。
「……そうか…。それしかないな」
思いついた。
これなら確実だ。
「くく…。絶対、王の座につくのはこの俺だ」
カルジは、まず、マキシードの予定を調べた。
彼の計画のなかで、マキシードに街にいられることは避けなければいけなかった。
幸い、マキシードが交易のために街を離れるときがあった。
この日に決行するしかない。カルジは自分の計画に酔っていた。
計画が成功した後の、自分の姿しか想像していなかった。
今日は交易のために、隣の街まで行かなければならない。
隣と言っても、馬に乗って半日はかかる所にある。
マキシードは胸騒ぎを感じていた。
なにか、良くないことがおこるような気がする。
「なぁ、なんかあったのか?」
リオルドが不振な目つきでマキシードに問う。
「あぁ…胸騒ぎがする。だが、今日行かなければどうしようもないな。早くいって手早く帰ってこよう」
彼の主人の勘は恐ろしい程正確だった。
主人がそういうのなら、今日、何かが起こるのだろう。
リオルドは平和そのものの街を、空をさっと眺め、そして主人に続いた。
魔族というものはなんと知能の低いものなのだろう。
カルジはにやにやと笑っていた。
彼の計画はまもなく始まるだろう。
「今日から俺も、英雄だ」
魔族をけしかけて、この街を襲わせるように仕向けるのは簡単だった。ただし、仕掛けたのは雑魚ばかりなので、危険はない。
大量に街に押し寄せる魔族を、彼自身が滅ぼせば、マキシードと同様、自分も英雄になれる。
これが彼の計画だった。
夕方になり、太陽が沈みかけている。
逢う魔が時。
待ちわびたその時が、深いな鳴き声とともにやってきた。
「ははは…。そうだ、こい……俺が全滅させてやるぜ…」
大量の魔族たちが、空から、地上から街を目指して押し寄せてきている。街人達に危険を知らせるサイレンが響き、街はパニックに走り回る人で慌ただしい。
カルジは微笑んでいた。あとは、いちばんいいタイミングで街人をたすけ、街人達が見ている所で勇敢に戦い、魔族どもを一掃すればいいだけだ。
地上を来ていた魔族が、街の門に到着した。警備のものが持っていた武器で倒そうとするが、生半可な攻撃では、魔族を殺す事はできない。
「そろそろか」
水晶で見ていたカルジは、高速移動の術を使い、今戦いが起こっている場所にかけた。
さっそうと現れ、街の人々に逃げろと指示をだす。
警備のものを助け、魔族に炎の術を浴びせる。彼の計画は完璧だった。
カルジがけしかけたのは人の言葉を理解もしていない、言ってみれば激弱な魔族だけだった。
万が一、彼自身どうしようもないなんてことにはならないように。
しかし、ここに、彼の計画では予想外のことが起きてしまった。
「……くっ!?なぜだ!!」
魔族のなかに、けしかけた覚えの無い高ランクの魔族がいるのだ。
それも、その数はドンドン増えていて、もう既にカルジが押さえられる限界を超えている。
(―――まずいっ)
街の人々は、カルジが苦労して張った結界の中、予定通りなのだが、彼の戦いを見ている。
魔力はどんどん消費され、意識ももうろうとしてきている。このままでは自分の命が危ない!!
カルジは街の結界を解いてしまった。そして、高速移動の術を使って逃げ出した。
彼は逃げたのだ。大量の魔族を残したまま。自分を守るすべさえ持たない街人をおいて。
街人は落胆した。
彼の計画は完璧だったのだ。
彼が逃げるまで、街人達は間違いなく彼を王にしようと思っていたに違いない。
しかし彼は逃げた。
守るべき民を残して。
結界が消え、入って来れなかった魔族たちが、一斉に街に入ろうとしていた。
街に悲鳴が響く。
そのとき。
街を覆う結界が、再び現れた。
さっきのものよりより強力なのか、強く青い光を発している。
魔族はその結界に触れもできないようだった。
誰かがその姿を捉えた。
誰かがその名前を叫んだ。
叫んだ者が指差す方向に街人達の視線は集まる。
そして、恐怖に染まった街人達の声は、大きな歓声に変わった。
「マキシード!!」
「マキシードだ!!!」「我らの英雄!マキシード!!」
街人達が口々に彼の名を口にする。
「…すっげ。あんた、ほんとに人気者なんだな」
「はは、そんなことは今はいい。やはり、早めに戻ってよかった」
「さしずめ、あのカルジって男の茶番だったんだろうな」
「あぁ…王の座など、欲しければくれてやると思っていたが…」
主人の手が震えている。恐怖にではなく、怒りに。
リオルドは、こんなに怒りに満ちている主人を初めてみた。怒りが、魔力にも伝わり、いつものように穏やかなあたたかいものではなく、刺々しく痛いものになっている。
(あの男は馬鹿だな)
なにもしなければ、もし主人が王に選ばれたとしても、大臣くらいにはなれただろうに。
しかしそれももう遅い。主人の逆鱗にふれてしまったのだから。
主人の最も大切にしているものは他でもなくこの街に住む人々なのだ。
それを、カルジは危険にさらした。
自分の権力のために。
「じゃ、そいつは後でお仕置きってことで。とりあえずはこの魔族じゃない?」
「…そうだな。お前は空を頼む。私は地上を受け持とう」
「りょーかい」
戦いが終わるのに、そう時間はかからなかった。やはり雑魚が多かったのもあるが、マキシードの魔力も、リオルドの魔力も、数年前より格段に強くなっていたからだ。
魔族の残骸が、街の北側にうずたかく詰まれ、異臭を放っている。
「みな、無事か?」
片付けが終わり、歓声の中迎えられた主人は、たった1つの事を確認し自分の家に帰った。
街中から感謝の言葉を一言でもいいから言いたいという人たちが集まってきたが、もう夜も遅く、みんなも疲れているだろうからと、興奮する街人達を説得し、帰らせた。
「……こりゃ、あんたは国王になるしかなさそうだな」
それでもあきらめられないのか、窓の外で、マキシードの家で唯一明かりの灯るこの部屋を見つめている人たちをカーテンのすそからチラと見て、苦笑まじりに呟いた。
「……ふぅ。どうして静かに暮らせないんだ」
マキシードも、ようやく一息ついたというようにソファに腰を下ろし、片口をあげて微笑む。
次の日から、主人は本当に静かに暮らすどころではなくなってしまった。街中の人たちが、主人の家を引っ切り無しに訪れ、昨日の勇姿を懸命に語り、どんなに感謝しているか、どんなに尊敬しているかを訴え、土産物をおいて行く。
主人は朝から休む間もなく永遠と街人に捕まっていた。
この騒ぎの張本人、カルジ=モントエールは、どこを探しても見つからなかった。
おそらく、もうこの街にはいないのだろう。
戻ってこない方が、彼のためかもしれない。
リオルドはそう考えていた。
街人達は、彼が逃げたということには多少失望しているようだが、彼がこの騒ぎの首謀者であるということは知らない。
だから、彼がこの街へ帰ってきたとしても、それなりに迎え入れられはするだろう。
(それでも、戻ってこないほうがあんたのためだよ、カルジ)
彼が主人を怒らせたことはないが、直感が告げている。”いかなることがあろうとも、マキシードを怒らせるべからず”と。
想像しただけで背筋がぞっとするのだ。普段温和なだけに、なおさら恐ろしく感じる。
とにかく、この街では暮らせないだろうと思う。戻ってくることはないだろうけれど。
対立候補が行方不明になってしまったので、もう投票をする必要も無かったのだが、一応の確認のため、予定通りに行われる事になった。
そして、圧倒的支持のもと、国王が即位し、ここに、ある王国が誕生した。
国王らしく城を構えなければと、断るマキシードをよそに、豪奢な構えの宮殿が建てられた。そこに越し、ばたばたとさまざまな雑事に追われ、ようやく国らしく各方面が整い、機能してきたころには、もう2年の年月が流れていた。
「ようやく国らしくなってきたな」
前よりも、ずっと機会は減っているが、主人はやはり、ここにくるのが好きなようだ。
護衛も付けず、出歩く王に王宮の者達は困り気味だが、なにせこの国に、マキシードよりも強い者などいなかったので、危ないからと止めるわけにもいかなかった。
「あぁ。王として、などなんら自覚はないが、この国のために、出来る事をやって行きたいと思っているよ」
リオルドは、主人の横顔を眺めるのが好きだった。
力強い意志の見える瞳。
しかし同じ瞳のなかに、国を、家族を、友を想う暖かさもある。
「……俺は、あんたよりもふさわしい奴はいないと思うね」
「ん、何がだ?」
「や~、なんでもない」
「は、おかしなやつだな」
(あんたしかいないと思ってたよ。国王になるのは)
この国の誰よりも、あんたが一番、ここに住む人たを大切にしていたから
作者:
更新日:2008年10月29日 15時42分
風吹く丘 05*涙
『アンナが若く美しい魔族を従えている』
全員が有能な魔術師である皇族のなかには、魔族と契約し、使役している者がほとんどだったし、その中には人形の魔族を従える程の実力を有する者もいた。
本来、皇族が魔族を従えることに、疑問などおこるはずは無い。
しかしアンナの場合は違った。
アンナには魔力はなかったのだから。
噂は噂を呼び、ふくれあがるが、事実を知る者は当人達の他にはいない。
「あら、アンナお姉様?随分と綺麗な魔族を手なずけたのね?お姉様のその美しいお顔があれば、魔族をたぶらかすなど簡単でしたでしょう」
「ほんとうに、皇帝を誘惑して妃になったお母様によく似てらっしゃるわ。はしたない」
「最近は御身体も成長されて。唯一、御綺麗に生まれてよかったですわね」
心ない言葉は、アンナの耳に届くように囁かれる。
「……アンナ、あいつらぶっ殺してきていい?」
「え!?だめよ」
「……じゃあ俺の姿があいつらに見えないように術かけるか」
「ううん。いいの。なにも悪いことしてないんだから。リオは、堂々としてていいの」
誰に何を言われても、アンナはリオルドの事を隠したりしなかった。
どうしても紹介が必要なときは、大切な友人として紹介していた。
リオルドはアンナの置かれている状況を理解していくとともに、くだらないいいがかりでアンナを傷つけるやつらに怒りを覚えていた。
アンナにはこの城にいる誰よりも強い魔力がある。
その力をリオルドは召還されたとき確かに感じていたのに。
しかし今は感じない。
魔力がなくなるということはあり得ない。
ということは、封印されているか、なんらかの原因で眠っているだけなのだ。それなのに、ここにいるヒトは血がつながっているはずのアンナに対して、信じられない態度をとる。
”魔力がない”という理由にもならない理由を笠に着て。
ヒトとは、血のつながり、あるいは友としてのつながりを大切にする生き物なのだと、リオルドはそう思っていた。
彼の前の主がそうだったから。
そして、さらに彼をイラつかせたのは、そんな理不尽な状況にいるにもかかわらず、仕方ないと笑うアンナの態度だった。
その笑顔には悲哀がにじんでいるのに。
気づかないとでも思っているのだろうか。
ずっと、たった1人でこの状況を生きてきたのだろうか。
こんなに小さくて、弱い少女が、誰に頼ることもできずに。
アンナには、表情が足りなかった。
なまじ美しいだけに、その表情のなさは違和感を覚えさせる。
泣きはしない。しかし、笑う事もしない。
彼女の笑顔をみたのは、召還されたその日の一回きりだ。
慣れている、と彼女はいうけれど、孤独に慣れるヒトなどいるだろうか。彼女から表情を奪ったのは、間違いなくこの環境だった。
夜。雲が空を覆っていて、星の光も月の光もとどかない。
リオルドは与えられた部屋で窓の外を眺めていた。
アンナへの嫌がらせは日に日に悪くなるようだった。
上階から物が投げられたり、液体を投げかけられたり。
リオルドはいつもアンナの側にいるようにしていたので、そのどれもがリオルドによって阻まれ、アンナに直接害があるわけではなかったが、リオルドが犯人を追おうとすると必ずアンナが止めるので、リオルドの不満はつのる一方であった。
リオルドがアンナを庇えば庇う程、稚拙な噂はその濃度をましていく。
(あいつを……守ってくれるはずの家族なのに…)
その家族が、アンナを害している。
自由気ままな魔族であり、しばらくヒトの世界から離れていたリオルドも、現在の帝国のあり方がどのようなものなのかを理解してきた。
ヒトの醜さも。ヒトの愚かさも。
皇帝にこの状況が伝わっていないはずはない。
何も言わないということは、黙認しているということだ。
リオルドは奥歯を噛んだ。自分の存在は、彼女を守るどころか状況を更に悪化させた要因そのものだ。
他の皇族達は、腹違いの兄弟なのでアンナと直接血がつながっているのは実の父親である皇帝しかいないのだ。
皇族として、魔力もなく生まれたアンナには、誰かの庇護が必要だったのに。
皇帝はアンナの母ローズを深く愛していたようだが、その愛は娘にまでは及ばなかったのか。
母を亡くしたほんの7歳の少女が、誰からの庇護もなく、生きるにはあまりに残酷な状況だ。
カタ。
音がした。
ヒトの耳などよりも何十倍もするどい聴覚が、その小さな音を捕らえた。
(アンナの部屋からだ…)
リオルドは掛けていた椅子から立ち上がり、アンナの部屋へと向かった。
「……アンナ?起きてんのか」
アンナはベッドにはいなかった。
部屋の片隅に自分の身体を抱きしめ、膝に顔を埋めて小さくうずくまっていた。
「…アンナ?」
リオルドはアンナにゆっくりと近づいた。
アンナの肩にそっと手を置く。
震えていた。
指先が、白くなる程自分自身を抱きしめて。
泣いているのかと、リオルドはゆっくり、優しくアンナの顔を上げさせる。
アンナは泣いていなかった。
美を誇る顔は、なにも感情を映してはいなかった。
なにも。
瞳に生気が感じられない。
リオルドが昔使えた主人も、アンナと同じ瞳の色をしていた。
しかし主人の瞳は、輝くばかりの生気に溢れていた。
目の前の少女の瞳は、何も映しはしないのだろう。
無感情、無感動。
孤独にうちひしがれ、何もかもをあきらめた瞳。胸が詰まった。
こんなに小さい身体で耐えるにはあまりに辛い。
縋る手を握ってくれる人がいない。
いつもこんな風にうずくまっていたのか。
「アンナ…っ」
リオルドはアンナを抱きしめた。
彼女が壊れないようにセーブはしたが、それでも強く、きつく抱きしめた。
「…………り、お…?」初めて気づいたかのように少女が彼を呼ぶ。
(何ができる?何を言ったらいい?)
記憶の中の声が、耳の奥で響く。
―――お前はちょっと優しすぎるな。そんなに感情移入していたら苦しいんじゃないか?
(あぁ……苦しいよ。でも、この娘はもっと苦しんでるんだ…。……なぁ、教えてくれよ…………)
―――それでも、わたしはお前がいてくれて救われたよ。
(よせよ……俺はあんたにも、この娘にも何もできてない)
初めて見たときから気に入っていた。
少女を思うと苦しくなった。少女のために、自分になにができるんだ?
リオルドは、その気持ちの名前を知らなかった。
「アンナ。……泣けよ」
「……え?」
「お前泣き方も知らないんだろ。もう、いいから。1人でがんばんなくていいから。俺の前で、強がる必要もねぇから。泣いとけ」
腕の中の少女の身体は強張って固くなっていた。
それをほぐすように、背中をなでる。
しばらくそうしていると、アンナの身体から力が少しずつ抜けて行った。
「……っう……ひっ……っ」かみ殺した嗚咽が腕の中から聞こえてくる。
両手でリオルドのシャツに縋り、顔を胸に押し付けて。
「っ……!ひっ…………っぅ……っっ」
リオルドは、ずっとアンナを抱きしめていた。
背中をなでたり、頭にキスをしたり。
弱くて強い少女を守りたいと思った。
少女の身体だけでなく、その傷ついた心も全部。
どのくらい経ったのだろうか。
空を覆っていた雲はどこかに流れ、星々がここぞと輝き誇る夜。
泣き続けていたアンナも、ようやく落ち着いてきた頃だった。
「……ご、め……リオ…」
アンナはリオルドの胸に顔を埋めたまま。
「ん?なにが?」
謝罪の意味が分からずに、リオルドはそう返した。
「……シャツ…………」
「あぁ。お前が用意してくれたやつだろ」
リオルドは手をアンナの膝裏にまわし、腰を支えてひょいと抱き上げる。
アンナはまだリオルドのシャツをつかみ、彼に身を任せている。
リオルドはアンナをベッドに降ろし、自分もアンナと向かい合う位置に座る。
「…………わたし……」
「ん?」
髪の毛を一束とって、口づける。
頬を撫で、額に自分の額をくっつける。
アンナの抵抗はない。
「わたし、…こんなに泣いたの久しぶりだよ…」
「うん」
リオルドはアンナを見ていた。
かなりの至近で見つめているが、アンナは目を伏せていて視線がぶつかる事はない。
「……リオ……?」
「ん?」
そこで、アンナが目をあげる。
視線が絡む。リオルドの赤い瞳を、まっすぐに捕らえて、アンナは泣きはらした目をわずかに細めて微笑んだ。
「ありがとう」
「っ!」
リオルドは目を見開いた。
鼓動が激しくなっている。
アンナへの思いが溢れてくる。
苦しいこの思いは…この痛みの名は…
「そっ…か…。はは。なるほど…」
「?リオ?」
リオルドはその名に思いあたり、かつて彼の人が言っていた言葉を思い出す。
―――お前にもいつかわかるだろう。この世で最も尊い気持ちだ。
(あぁ…。あんたは何でもわかってたんだな)
「どうしたの?」
アンナが心配そうに見つめている。
リオルドはアンナの手を取り、その手のひらに唇を押し付けた。
「好きだ」
アンナの手に緊張が走る。
目は大きく開かれ、口はわずかに開けたまま。
リオルドは、そんな反応にはおかまいなしにアンナの頬に手を当て、ゆっくりと近づいて行く。
アンナには拒否する時間が十分にあった。
けれどアンナは拒否しなかった。
アンナは皇女だ。
前にしているとはいえ、皇女である自分が、国の許可なく婚約もしていない男、それも魔族に唇を許すのはいけないことだとわかっている。
拒否しなければと警鐘を鳴らす頭に対し、身体は全く動かない。
唇が重なる。
優しいが長いキス。
ねっとりと唇を撫でられ、隙間から舌が侵入してくる。
「ぁ……ん……」
息が上がる。
いつのまにか押し倒され、指が絡んだ手が、シーツに縫い付けられている。
「…ん……、や、ね……待って…っ」
額に、頬に、耳に、鼻に、唇に。
リオルドは顔中にキスを落として行く。
「わかってるって。キスの他は、今日はしないから」
今日はという限定付きなのがちゃっかりしている。
「んっそん、な…ガキ……趣味ないって……言ってた、のに……」
「ん~?あぁ…あれ撤回?」
もう一度ちゅ、と音をだしてキスをして、荒い息をしているアンナの頭を撫でる。
布団を引っ張り、その身体の上にかけ、自分はベッドを降りた。
行ってしまう気なのだろうかと考え、思わず声を出していた。
「待っ…」
リオルドは振り返り、多少驚いた表情をしていたがすぐに笑顔になって、戻ってきた。
「心配すんなって。ずっとここにいてやるから」
ベッドの側で椅子にでも座っていようかと考えていたが、アンナが許してくれるなら、近くにいたほうがいい。
リオルドはベッドの上にあがり、アンナの寝ている横に座って、その手を取った。
アンナは自分の行動に恥ずかしくなったが、自分のものよりも随分大きいリオルドの手のぬくもりに安心し、すぐに眠りに落ちてしまった。
愛しい。
少女を想う自分の気持ちに気がついた。
(―――ブルガディス…か)
最初に少女が名乗ったときには、同じ名だと思っただけだった。
だが、おそらくそうなのだろう。
(こういうのを運命とかいうのか)
自分の思考におかしくなったリオルドはその口元を緩める。
運命など信じているわけもなかったが、何か惹かれる物があるのだろう。
現に、二度目に彼を召還したのは彼女だったのだから。
ケイティアナ=シアデ=ブルガディス。
彼の最初の主人、マキシード=ブルガディスの、血に連なるもの。
作者:
更新日:2008年10月29日 13時3分
風吹く丘 04*始まりの戦い
主人の家から少し離れたその丘は、街の様子ばかりか、周りの山々を一望できる所だった。
彼と主人の関係は、普通とは少し違っていた。
「あんた、いつまでそこにいんの?」
「おお、お前か。ちょうど良かった。いい詩ができたんだ。聞いてくれ」
主人はいつもその丘にいて、誰かを、いや、何かを待っているようだった。
何を待っていたのか、その答えは、すぐにわかることになったが。
彼の主人は変わり者として、その村では有名な男だった。
また、その村では唯一の魔導士でもあった。
それも、彼を呼び出すような相当強力な魔力の持ち主だった。
主人は、村の人たちに奇異な目で見られていても、その村が大好きだった。
彼は、呼び出されて式にされるのなど初めてで、どんなものなのか興味半分で式になることを受け入れた。
彼の主人は、彼にあれをしろ、これをしろと命令するわけでもなく、自分の身を守れというわけでもなかった。
ただ一緒にお茶を飲んだり、世間のいろいろなことについて話したりした。
主人と式、というよりはむしろ、友達に近い関係だった。
主人は力によって魔族を使役することに反対する、珍しい魔導士だった。そんなことをするから、魔族はヒトを襲い、そこからさらに負の連鎖が続いて行くのだ、と。
魔族といえど、生来ヒトを襲う性質を持つ者はごくわずかしかいなかった。
それを今日まで増やし続けていたのは、他でもなくヒト自身である、と。
彼の主人は、彼がもし主人以外のものに使役されたとき、罰の術をきかなくする方法を教えてくれた。
死よりも残酷で恐ろしいとされるその罰が、友を苦しめることのないように。
彼は、しばらくすると、主人のことが大好きになっていた。
彼の主人は大切な友として、彼の事を家族や友人たちに紹介してまわった。
ある日、彼が主人のいる丘にいくと、主人はいつものようにそこにいたが、そのたたずむ様子がいつもと少し違って見えた。
「どうしたんだ?」
聞くと、主人は東の空を指していった。
「あちらの方から多くの魔族が押し寄せている。この村を襲う気だな。お前には悪いが、仲間を殺す事になりそうだ」
魔族が押し寄せてくる。主人は、この男は、それを前から知っていたんだろうか?
いつ来ても、すぐに気配で分かるように、いつもこの丘にいたのだろうか。
「魔族は基本的に孤独主義な生き物なんでね。仲間なんて意識はねぇよ。あんたはただ俺に命じればいいだろう?」
「……戦ってくれるのか?」
主人は東の空から目を離さずにそういった。
その横顔は、落ち着いていて、とても大きな戦いを前にした男のものとは違っていた。
「あんたが死んだら、俺は誰と茶を飲めば良いんだ?」
そういうと、主人は彼の方を向き、屈託のない顔でわらった。
「そうだな。お前も死ぬなよ。お前に死なれたら、わたしは誰に詩を聞かせたらいいのかわからないからな」
「誰に向かって言ってんだ。俺が死ぬか」
主人は笑っていた。彼も、笑っていた。
東の空。遥か上空に、群がる無数の魔族。
まだ日が落ちるのには早いというのに、あたりはうっすらと闇に染まり始めている。
魔族の大群が来る。
村の人たちを出来るだけ遠く、安全なところまで逃がしたかった。
しかし、村長に言っても聞き入れてもらえず、村民に直接危険を知らせても、村の変わり者が言う事に、誰も耳を貸そうとはしなかった。
彼は腹を立てていた。
村民に。村長に。主人に。
どうして平和の上にあぐらをかき、危険と向き合おうとしないのか。目をつぶって避けられることなどありはしないのに。
丘の上から見た時よりははっきりとしないが、もう肉眼でも黒い塊を捉えられるところまで迫っているのに。
どうしてあんなに愚かなヒトしかいないこの村を守ろうとするのか。
自分だけ、あるいは家族や大切な者だけなら、主人の実力からすれば逃げることなどたやすく、その方が村全体を守るよりも簡単で正確、安全なのに。
自分たちを、自分たちの村を助けようとしている主人に対して、村からの反応は冷たかった。
「みんな、自分たちの日常が壊れるという事に目を向けられないんだ。常にない危険に鈍感になってしまうのは仕方のないことだよ」
主人は冷たく突き返されたというのに、そんな事をいっている。
彼には理解できなかったが、そんな彼に主人は、お前にもそのうちわかる、と言った。
もうすぐそこまで魔族の群れはおしよせていた。
ここに来て、ようやく空の異変に気づいたのか、村民たちが空を見上げ、パニックに陥り、必死で逃げようとするのが見えた。
なにもかもを一望できる丘の上。二つの影がたたずんでいる。
「じゃ、グッドラック」影が1つ先に飛び立ち、魔族の大群めがけてぐんぐん飛んで行く。
もう1つ、のこった影は、複雑な呪文を詠唱し、村全体に青い光を放つシールドを張った。
そして、それが終わると、風にのり、さっきの影を追って、大群の中に突っ込ん
で行った。
「っあ―――!!疲れた!」
「はは。おつかれさま。傷は大丈夫か?」
「あんたの方が重傷だろ」
半日近く続いた戦いが終わり、見渡してみれば、地面は赤黒い血と、魔族の死骸に埋め尽くされ、その上にたつ2人がいた。
お互いに駆け寄り、ねぎらいの言葉を掛け合った。
致命傷は無かったが、お互い無傷というわけでもなかった。
それでも、無数の魔族を前にして、これだけですんでいるのは、ひとえに彼らの実力の賜物と言えた。
村人達は主人と彼に謝罪し、深く感謝を表した。彼と、彼の主人は村の英雄となった。
世界の片隅の、ある小さな村のある日の戦い。
これが彼が主人と戦った最初の戦いだった。
作者:
更新日:2008年10月27日 13時5分
不安が不安を呼ぶ展開
[東京 27日 ロイター] BNPパリバ証券?クレジット調査部長の中空麻奈氏は、国内外ともにクレジット?デフォルト?スワップ(CDS)は信用不安が極端に強まったことから、不安が不安を呼ぶ展開となっている、との見方を示した。 インタビューの要旨は以下の通り。 —— CDS指数が300ベーシスポイント(bp)に拡大するなど急激なワイド化となっているが。 「CDSのプレミアムは流動性の低下によってボラティリティ(変動率)が急激に高まっている。信用不安が極端に強まったことから、不安が不安を呼ぶ展開となっている」 —— 今後のCDSの方向性をどうみるか。 「円高、株安の負の連鎖を止める即効性のある対策が必要だ。政府が金融機能強化法により予防策として金融機関へ資本注入を行うことができるようにするなど追加の経済対策を打ち出したことや、メガバンクが増資を検討していることは信用不安を和らげる一定の効果が期待できる。ただ、世界的な金融危機による実体経済の悪化は極めて深刻で、今週から本格化する日本企業の決算発表で業績見通しの下方修正が相次ぐようなことになれば、マーケットに再び強いワイドニング圧力がかかる可能性が高い」
CDS:金融领域潜伏的又一个危机
如果仅仅只是次贷危机,那么危机已经过去。但是不仅仅只是次贷危机,因此危机仍未过去。英国金融时报指出,危机没有过去的原因在于信贷市场的其它领域同样脆弱。其中之一就是信用卡-规模相当于次级贷市场。另一个领域就是信贷违约掉期(CDS)。
所谓掉期就是双方互换支付资金流-一方为了安全支付常规溢价,另一方在出现违约情况时全部付清这笔资金。在低偿债率时期,许多投资者认为这是获得稳定收入的无风险交易。但当偿债率上升,偿付义务也就加重。在偿债率达到特定的水准,偿付的一方可能面临违约风险。
该传媒指出,CDS规模约为45万亿美元,是美国GDP年率的三倍多。经济学角度看,信贷违约掉期有保证。但从法律上看并没有保障,这也正是该领域缺乏监管的原因。
因此,这个市场的整体健康关键在于偿债率。换个角度,根本在于经济表现。美国和欧洲是世界上两个最大的CDS市场。现在,包括美联储在内的机构均意识到美国经济正走向急遽低迷,甚至可能衰退。欧元区也正走向低迷,所不同的是可能没有那么突然。
根据美国经济研究局的报告,美国经济衰退平均持续时间为11个月(2001年衰退例外,当时持续时间较短)。美国已经相当幸运,德国低迷时期从这个十年的年初就开始了。
德国低迷时间持续了15个季度,其中包括两次技术衰退。最值得一提的是,德国经济低迷也受到了全国信贷紧缩的扩大化。
金融时报指出,德国的历史告诉人们,金融传输通道问题迟迟未能得到解决,导致经济长期低迷。今天,一个很重要的问题是,美国能否避开急遽低迷。很有可能,不能。一个更重要的问题是,这样的低迷或者衰退将持续多久?
乐观的看法是简短且狭窄,较好的则是急遽但简短。最糟糕的是长期衰退。过去,美国确实经历了长期低迷,比如1973年11月到1975年3月的经济衰退。不过那时候还没有信贷违约掉期市场。
◎经济前景与CDS之间的关系
那么,这些可能性对信贷违约掉期市场的影响将是什么呢?PIMCO的格罗斯引用了一种所谓的“用信封计算”的有意思的方法。他预计破产增加引发的CDS亏损达到2500亿美元,或者更多。这个数字相当于次级贷亏损的预期总额。
格罗斯的计算方法如下:假定企业偿债率回到1.25%的正常水平(以所有投资级别的违约率和到期垃圾债衡量)。因为信贷违约掉期市场价值约为45万亿美元,则信贷违约掉期发行额将达到5000亿美元。发行商可以收回一些,因此净亏损约为总额的一半。
当然格罗斯的估计相当粗糙,但这种估计透露出的重要信息是其建立在美国经济不会持续滑坡的基础之上。因此,如果经济低迷持续两年,则偿付资金流可以轻松地以2500亿美元为基数倍增。
目前,人们可能希望这只是不相关的结论,因为这毕竟是零和游戏。钱还是在的,只是另外的一些人亏损了。但从当前金融市场的流动状况来看,人们不得不重视这个结论。
如果保障卖家大批违约,则保障买家也不会例外。因为CDS市场基本处于监管真空地带,因此不能保证在每份掉期合约背后有足够的资金支持。
因此信贷违约掉期市场对金融市场的潜在传染作用也不难想象。次贷危机几乎动摇了整个金融系统。信贷违约掉期市场危机,则可能导致全球金融崩溃。
作者:
更新日:2008年10月27日 10時58分
ナラ 鹿丸
香冰
carrera74
地獄の神様