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手堅く分配金が得られる投資信託ランキング 09年1月版

毎月分配型投資信託の分配金を手堅く得たい人向けに、ボーナス分配ではなく、通常時の分配金が多いファンドの状況を調べました。

過去1年間(2008年1月~12月)の実績から見て、この月毎の分配金は確保できそうなので、その結果をもとに年間の分配金総額がおおよそ予測できます。
ただし、投資環境が大幅に悪化した場合、この分配金が出ない場合(もしくは減額になる場合)もありえます。

1.調査結果 概要

1)ボーナス分配を除く、通常時の分配金が最も多いファンドは、月100円の日興アセット「ラサール・グローバルREITファンド」など8本

前回1位の「日興・AMPグローバルREITファンド A(ヘッジなし)」(月120円)は、12月より月90円に減配

2)前回調査結果との違い

<前回ランク外・今回ランクインのファンド>

・CAアセット「CA 毎月分配ユーロ債券ファンド(ユーロブーケ)」
 月100円(2008年8月より、隔月分配型から毎月分配型に変更)

・「クレディ・スイス・ブラジル国債レアル債・ファンド(毎月決算型)(ブラジル・ドリーム)」
 月90円(初回分配)

・JPモルガンアセット「JPM米国高利回り社債ファンド」
 月80円(前回65円)

・HSBC投信「HSBCブラジル債券オープン(毎月決算型)」
 月80円(初回分配)

<前回ランクイン・今回ランク外のファンド>

・国際投信「ワールド・リート・オープン」
 前回 月100円(今回75円)

・日興アセット「日興・CS世界高配当株式ファンド A(ヘッジなし)」
 前回 月90円(今回60円)

・みずほ投信「新興国高金利通貨ファンド(毎月決算型)(セレクト・ファイブ)」
 前回 月85円(今回65円)

・国際投信「エマージング・ソブリン・オープン」
 前回 月80円(今回60円)

・「ゴールドマン・サックス米国REITファンド Bコース(為替ヘッジなし)(コロンブスの卵)」
 前回 月80円(今回60円)

3)投信分類では、前回結果と同様に、国際債券型が最も多い(33本中26本。約79%を占める)

 国際債券型のタイプの内訳(本数が多い順)

  ・新興国投資 9本
  ・グローバル分散(主に先進国対象) 7本
   上記のうち 複数の高金利通貨対象 3本
  ・オーストラリア 5本
  ・米国ハイイールド(社債等) 2本
  ・欧州(公債・社債等) 2本
  ・欧州ハイイールド(社債等) 1本

 次に国際REIT型が多い(5本)

  ・グローバル分散型 4本
  ・オーストラリア 1本

4)ベスト10での投信分類では、国際債券型が最も多い(11本中8本)、次に国際REIT型が多い(2本)。ベスト2は全てREIT

※分配金の分配の仕方で、少しずつ上げてゆくタイプがあります。例えば、1~6月が70円、7~12月が80円といったような分配をする場合です。
このようなファンドの場合、一旦分配金が上がると、下がりにくいようです(運用環境が厳しい昨今では下がる場合もあります)。このような特性からみて、直近の分配金がベース値(これより下がらないと思われる値)とみなすことにし、このようなタイプを、通常時の分配金が多いファンドのランキング対象に加えました。
月毎の分配金は80円以上を対象にしました。

※月毎の分配金が同じ場合は、年間分配金が多いファンドを上位
※以下の表中の「順/前」は、前回調査結果の順位。外は前回ランク外を示す
※「順/年」は、毎月分配型投資信託全体の年間分配金ランキングでの順位。「外」は年間ランキングでランク外を示す
※以下の表中の「分配金/年」は、年間の分配金
※表中の以下のファンドは、年間決算回数12回未満のファンド(以下10本)

 ・CA 毎月分配ユーロ債券ファンド(ユーロブーケ) 決算9回(昨年8月から、隔月分配型を毎月分配型に変更)
 ・欧州ハイ・イールド・ボンド・ファンド(豪ドルコース) 決算3回
 ・クレディ・スイス・ブラジル国債レアル債・ファンド(毎月決算型)(ブラジル・ドリーム) 決算1回
 ・高金利通貨ファンド 決算7回
 ・りそな・JPM新興国現地通貨ソブリン・ファンド(毎月決算型) 決算8回
 ・JPM新興国好利回り債投信 決算9回
 ・高金利通貨コレクション 決算8回
 ・日興高金利通貨ファンド(毎月分配型) 決算7回
 ・LM・現地通貨建てエマージング債券ファンド 決算6回
 ・HSBCブラジル債券オープン(毎月決算型) 決算1回

順位順/前順/年運用会社投資信託名投信分類分配金分配金/年
123日興アセットラサール・グローバルREITファンド国際REIT1001200
123DIAMアセットDIAM J-REITオープン(オーナーズ・インカム)国内REIT1001200
235大和住銀投信短期豪ドル債オープン国際債券1001170
348大和住銀投信エマージング債券ファンド国際債券1001020
4514野村アセット野村豪州債券ファンドDコース国際債券100885
56野村アセットオーストラリア債券ファンド(毎コアラ)国際債券100855
6CAアセットCA 毎月分配ユーロ債券ファンド(ユーロブーケ) 国際債券100780
77野村アセット欧州ハイ・イールド・ボンド・ファンド(豪ドルコース) 国際債券100300
886フィデリティ投信フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド国際債券951140
991日興アセット日興 AMPグローバルREITファンドA(ヘッジなし)国際REIT901440
10109AIGインベストメンツAIG新成長国債券プラス(ブルーオーシャン) 国際債券901000
11クレディスイスクレディ・スイス・ブラジル国債レアル債・ファンド(毎月決算型)(ブラジル・ドリーム)国際債券9090
1211野村アセットノムラファンドマスターズ世界債券Bコース国際債券85780
1313新光投信高金利通貨ファンド国際債券85595
14148大和投資信託ダイワ世界債券ファンド(ワールドプライム)国際債券801020
151610岡三アセット新興国国債オープン(毎月決算型)(アトラス)国際債券80980
151510大和投資信託ダイワ・グローバルREITオープン(世界の街並み)国際REIT80980
161711大和投資信託ダイワ グローバル債券ファンド国際債券80960
161711日興アセット財産3分法ファンドバランス80960
161711三菱UFJ投信オーストラリア・リート・オープン国際REIT80960
161711安田投信パン・パシフィック外国債券オープン国際債券80960
161711三井住友アセット三井住友 グローバル・リート・オープン(世界の大家さん)国際REIT80960
161711三井住友アセット三井住友・ヨーロッパ国債ファンド国際債券80960
171815JPモルガンアセットJPM新興国現地通貨ソブリン・ファンド国際債券80880
1819JPモルガンアセットりそな・JPM新興国現地通貨ソブリン・ファンド(毎月決算型)国際債券80830
19JPモルガンアセットJPM米国高利回り社債ファンド国際債券80795
2020UBSオーストラリア債券オープン国際債券80750
2020インベスコインベスコ オーストラリア債券ファンド国際債券80750
2121JPモルガンアセットJPM新興国好利回り債投信国際債券80670
2222日興アセット高金利通貨コレクション国際債券80610
2323日興アセット日興高金利通貨ファンド(毎月分配型)国際債券80550
2424レッグメイソンLM・現地通貨建てエマージング債券ファンド国際債券80480
25HSBC投信HSBCブラジル債券オープン(毎月決算型) 国際債券8080

今回の結果に含まれたファンドは、毎月分配型投資信託全体の年間分配金ランキング上位30本に含まれたファンドが多いです(33本中18本が該当。約55%のファンドが年間分配金上位30本に含まれる)。
投資環境が軟調の影響で、ボーナス分配を実施したファンドを行うファンドが少ないため、「ボーナス分配はないが高めの分配金を出すファンド」が年間分配金ランキングの上位に多く含まれました。

対象期間(過去1年間)内に分配金の変動があったファンドは以下のとおりです。これら以外のファンドの月毎の分配金は、年12回全て、表中にある月毎の分配金となります。

・2位 短期豪ドル債オープン
 本年4月から9期分が100円(その前は90円)

・3位 エマージング債券ファンド
 本年7月から6期分が100円(その前は70円)

・4位 野村豪州債券ファンドDコース
 本年8月から5期分が100円(その前は51~59円の間で変動)
 ※ランクインした他のファンドに比べ、分配金が変動しやすい

・5位 オーストラリア債券ファンド(毎コアラ)
 本年8月から5期分が100円(その前は47~55円の間で変動)
 ※ランクインした他のファンドに比べ、分配金が変動しやすい

・6位 CA毎月分配ユーロ債券ファンド(ユーロブーケ)
 本年8月から5期分が100円(その前は70円)

・9位 日興・AMPグローバルREITファンドA(ヘッジなし)
 昨年12月から90円
 昨年1月 150円
 昨年2~11月 120円

・10位 AIG新成長国債券プラス(ブルーオーシャン)
 本年5月から8期分が90円(その前は70円)

・12位 ノムラファンドマスターズ世界債券Bコース
 本年7月から6期分が85円(その前は以下のとおり)
 ※ランクインした他のファンドに比べ、分配金が変動しやすい
 昨年1~3月 46円
 08年4~6月 44円

・14位 ダイワ世界債券ファンド(ワールドプライム)
 本年4月から9期分が80円(その前は100円)

・15位 新興国国債オープン(毎月決算型)(アトラス)
 ボーナス分配(本年1月100円)を除く11期は80円

・15位 ダイワ・グローバルREITオープン(世界の街並み)
 本年2月から11期分が80円(その前は100円)

・17位 JPM新興国現地通貨ソブリン・ファンド
 本年9月から4期分 80円(その前は70円)

・19位 りそな・JPM新興国現地通貨ソブリン・ファンド(毎月決算型)
 ボーナス分配(本年8月300円)を除く
 08年5~7月 70円
 08年9月から4期分 80円

・19位 JPM米国高利回り社債ファンド
 昨年12月から80円(その前は65円)

・20位 UBSオーストラリア債券オープン
 本年8月から5期分 80円(その前は50円)

・20位 インベスコ オーストラリア債券ファンド
 本年8月から5期分 80円(その前は50円)

・21位 JPM新興国好利回り債投信
 本年9月から4期分 80円(その前は70円)

・22位 高金利通貨コレクション
 本年8月から5期分 80円(その前は70円)

・23位 日興高金利通貨ファンド(毎月分配型)
 本年7月から6期分 80円(その前は70円)

2.手取り分配金(試算値)ベスト10 基準価格比較

1万口あたり分配金では、実際に分配金(税引き後)がいくら得られるのかわかりにくいので試算しました。
100万円を購入する前提で、販売手数料は上限値とし、購入価格は昨年12月30日の基準価格としました。
試算の仕方 (購入資金-手数料)÷基準価格×10000=購入口数
口数×分配金(年間)÷10000-税金(10%分)=手取分配金(税引き後)

※基準価格の比較では、サブプライムローン問題が顕在化したことで軟調な投資環境になった一昨年8月以降で高値圏にあたる07年12月(一昨年12月28日)と最近の値(昨年12月30日)を比較
※価格比の単位は%
※一昨年12月28日以降に設定された以下のファンド6本は、一昨年12月28日の基準価格がないため、設定時の募集価格10000円と比較

・欧州ハイ・イールド・ボンド・ファンド(豪ドルコース)
・JPM新興国好利回り債投信
・高金利通貨ファンド
・日興高金利通貨ファンド(毎月分配型)
・りそな・JPM新興国現地通貨ソブリン・ファンド(毎月決算型)
・高金利通貨コレクション

順位運用会社投資信託名投信分類手取分配金07.12.28価格08.12.30価格価格比
1三菱UFJ投信オーストラリア・リート・オープン国際REIT1909714465369125.5
2大和投資信託ダイワ・グローバルREITオープン(世界の街並み)国際REIT186229644376539.0
3日興アセットラサール・グローバルREITファンド国際REIT1859313393468835.0
4野村アセット欧州ハイ・イールド・ボンド・ファンド(豪ドルコース) 国際債券16942*10000511751.2
5日興アセット日興 AMPグローバルREITファンドA(ヘッジなし)国際REIT1584513180495137.6
6フィデリティ投信フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド国際債券1569810160527551.9
7JPモルガンアセットJPM米国高利回り社債ファンド国際債券141719554489451.2
8大和住銀投信エマージング債券ファンド国際債券1355011188643357.5
9三井住友アセット三井住友・グローバル・リート・オープン(世界の大家さん)国際REIT1303615102534935.4
10DIAMアセットDIAM J-REITオープン(オーナーズ・インカム)国内REIT1275514430683447.4
11AIGインベストメンツAIG新成長国債券プラス(ブルーオーシャン)国際債券1265410220616660.3
12JPモルガンアセットJPM新興国現地通貨ソブリン・ファンド国際債券118279670586460.6
13大和住銀投信短期豪ドル債オープン国際債券1164212617756860.0
14野村アセットオーストラリア債券ファンド(毎コアラ)国際債券1111012333793164.3
15野村アセットノムラファンドマスターズ世界債券Bコース国際債券1079811260693661.6
16野村アセット野村豪州債券ファンドDコース国際債券1072712764821464.4
17JPモルガンアセットJPM新興国好利回り債投信国際債券10581*10000659065.9
18新光投信高金利通貨ファンド国際債券10511*10000704970.5
19日興アセット日興高金利通貨ファンド(毎月分配型)国際債券10497*10000664366.4
20JPモルガンアセットりそな・JPM新興国現地通貨ソブリン・ファンド(毎月決算型)国際債券10422*10000669166.9
20日興アセット高金利通貨コレクション国際債券10422*10000669166.9

■リスクを考慮すると「国際債券型」の方が無難

試算結果をみると、分配金が月80円(1万口あたり)の「オーストラリア・リート・オープン」が、手取分配金で最も多くなりました。基準価格がかなり低くなっているため、口数を多く買えることが影響しています。
ただし、「オーストラリア・リート・オープン」のような国際REIT型ファンドは、金融不安等に関連した調整がおきた場合、基準価格が結構下がります。表中の一昨年12月末との価格比をみると、このファンドの基準価格の下落は大きいです(12月末との比較では、4分の1まで急落)。

手取り分配金試算値のベスト10に含まれる国際REIT型ファンドは、基準価格がかなり下落したため、このレベルの基準価格で購入すると、口数を多く得られるので、分配金も多くなります。ただし、REITは、金融危機や景気動向に敏感に反映する分野なので、しばらくは価格が変動しやすいです。

このようなリスクを考慮すると、分配金を手堅く、かつなるべく多く得たい場合は、国際債券型ファンドの方が無難です。手取り分配金試算の上位に含まれる国際債券型のファンドは、比較的格付けの低い債券(社債等)を投資対象にしたファンドです。このようなタイプは、軟調時では運用が悪化しやすいです。

価格リスク(値下り率)の方を重視し、分配金がなるべく多い国際債券型ファンドをみると、「オーストラリア債券ファンド(毎コアラ)」が該当します(一昨年12月比 64.3%)。基準価格の状況は以下のとおりです。

 基準価格推移(QUICK)

<上記ファンドの基準価格の状況>
対象期間:一昨年12月28日~昨年12月30日

平均値(年間) 11022円
 最近半年間:7月1日以降の平均値 10093円
 最近3ヶ月間:10月1日以降の平均値 8212円
 最近1ヶ月間:12月1日以降の平均値 7477円

最高値 12789円(昨年7月23日)
最低値 7201円(本年10月28日) ※最高値の44%減
最高・最低の価格差 5588円

大半が為替ヘッジなしのタイプである国際債券型ファンドの運用において、多大な影響を与える為替動向では、当面、円高基調が続きそうなので、投資信託の分野では、比較的手堅いタイプである国際債券型ファンドも、全般的に運用が振るわない(相場回復が鈍い)と思います。

作者:maituki

更新日:2009年1月10日 7時0分

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分配金が多い投資信託の純資産額ランキング 09年1月版

毎月分配型投資信託の年間分配金ランキングベスト30をもとに、これらベスト30に含まれた毎月分配型投資信託の純資産額を調べました。
純資産額の増加は、購入者からの支持率が高いファンドともいえます。純資産額の減少は、その減少傾向が続いている場合は、繰り上げ償還の可能性があり、注意する必要があります。

<調査結果の要約>

1)純資産額が最も多いファンドは「ダイワ・グローバル債券ファンド」。次に、日興アセット「財産3分法ファンド」

2)ベスト10の投信分類では国際債券型が最も多い(10本中8本)

3)1年前(昨年12月末)に比べ、純資産が増加したファンドは全体の4分の1程度(30本中8本)。対象ファンドの4分の3程度(30本中22本)が、昨年12月末よりも純資産額が減少

4)純資産額増加率(前年比)が最も高いファンドは、「りそな ハイグレード・ソブリン・ファンド」(前年の約5倍)

5)純資産額増加率が高い上位9本の投信分類は、全て国際債券型(先進国対象6本、新興国対象3本)

6)前月末(11月末)に比べ、純資産が増加したファンドは全体の3分の2程度(30本中20本)。対象ファンドの4分の1程度(30本中8本)が、昨年11月よりも純資産額が減少(30本中2本は前月末と同額)

7)前月末(11月末)と比較して純資産額が最も増加したのは、「野村豪州債券ファンドDコース」(116.9%)。投信分類では、国際REIT型が上位に多い(上位5本中3本が該当)

※以下の表中での「順/分」は、年間分配金ランキングでの順位
※以下の表中での「順/前」は、前回調査での順位
※分配金は、年間分配金(2008年1月~12月対象)
※純資産額の単位は億円。前年比の単位は%
※純資産額は2008年12月30日の数値

順位順/分順/前運用会社投資信託名投信分類分配金純資産額
1112大和投資信託ダイワ・グローバル債券ファンド国際債券96011432
2113日興アセット財産3分法ファンドバランス9607621
384大和投資信託ダイワ世界債券ファンド(ワールドプライム)国際債券10204901
4135大和投資信託ハイグレード・オセアニア・ボンド・オープン(杏の実)国際債券9004190
5136ニッセイアセットニッセイ高金利国債券ファンド(スリーポイント)国際債券9003332
6117三井住友アセット三井住友・ヨーロッパ国債ファンド国際債券9601780
778日興アセット日興・CS世界高配当株式ファンドA(ヘッジなし)国際株式10801285
859大和住銀投信短期豪ドル債オープン国際債券11701187
91010岡三アセット新興国国債オープン(毎月決算型)(アトラス)国際債券9801077
101312大和投資信託りそな ハイグレード・ソブリン・ファンド国際債券900900

1.純資産額ランキング

純資産額が最も多いファンドは、大和投資信託「ダイワ・グローバル債券ファンド」になりました。
次に、純資産額が多いファンドは、日興アセット「財産3分法ファンド」です。他のファンドに比べ、この2本が特に純資産額が多いです。

ベスト10での投信分類では、国際債券型が最も多く、半分以上(10本中8本)を占めています。この国際債券型の主な投資対象は、「先進国の高格付け債券」が大半を占めています(8本中7本)。

2.純資産額増加率(前年比)ランキング

※2007年12月28日と2008年12月30日の純資産額を比較(年間分配金ランキングの調査対象期間である2008年1月から同年12月に連動)
※以下の表中での「順/分」は、年間分配金ランキングでの順位
※以下の表中での「順/前」は、前回調査での順位。「外」は前回調査結果で年間分配金ベスト30外を示す
※分配金は、年間分配金
※純資産額の単位は億円。前年比の単位は%

順位順/分順/前運用会社投資信託名投信分類分配金純資産額前年比
1131大和投資信託りそな ハイグレード・ソブリン・ファンド国際債券900900535.7
2102岡三アセット新興国国債オープン(毎月決算型)(アトラス)国際債券9801077432.5
316シュローダー投信シュローダー エマージング・ソブリン債券(現地通貨建て)ファンド(さいけん太郎 毎月分配)国際債券87055189.7
4133ニッセイアセットニッセイ高金利国債券ファンド(スリーポイント)国際債券9003332163.5
555大和住銀投信短期豪ドル債オープン国際債券11701187135.5
6134大和投資信託ダイワ外債ソブリン・ファンド国際債券900110134.1
715JPモルガンアセットJPM新興国現地通貨ソブリン・ファンド国際債券880497123.6
8116安田投信パン・パシフィック外国債券オープン国際債券960380108.9
987大和投資信託ダイワ世界債券ファンド(ワールドプライム)国際債券1020490199.8
10310日興アセットラサール・グローバルREITファンド国際REIT120026894.4
11118三井住友アセット三井住友・ヨーロッパ国債ファンド国際債券960178093.0
12129国際投信エマージング・ソブリン・オープン国際債券94067986.3
121311大和投資信託ハイグレード・オセアニア・ボンド・オープン(杏の実)国際債券900419086.3
13912AIGインベストメンツAIG新成長国債券プラス(ブルーオーシャン) 国際債券100089082.7
1414野村アセット野村豪州債券ファンドDコース国際債券88523575.8
15614フィデリティ投信フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド国際債券114047675.0
16317DIAMアセットDIAM J-REITオープン(オーナーズ・インカム)国内REIT12005268.4
171115大和投資信託ダイワ・グローバル債券ファンド国際債券9601143268.3
18816大和住銀投信エマージング債券ファンド国際債券102013862.7
191119日興アセット財産3分法ファンドバランス960762161.3
20718日興アセット日興・CS世界高配当株式ファンドA(ヘッジなし)国際株式1080128557.8
211720DIAMアセットDIAM世界リートインデックスファンド国際REIT86033451.6
22124日興アセット日興・AMPグローバルREITファンドA(ヘッジなし)国際REIT144053643.3
231226ゴールドマンサックスゴールドマンサックス米国REITファンドBコース(為替ヘッジ無)(コロンブスの卵)国際REIT94028940.4
241025大和投資信託ダイワ・グローバルREITオープン(世界の街並み)国際REIT98035240.0
25427国際投信ワールド・リート・オープン国際REIT117544237.1
261228フィデリティ投信フィデリティ・US リート・ファンドB(為替ヘッジなし)国際REIT9401035.7
27223野村アセットグローバル・コモディティ・オープン商品12201232.4
281129三井住友アセット三井住友・グローバル・リート・オープン(世界の大家さん)国際REIT96030132.1
291130三菱UFJ投信オーストラリア・リート・オープン国際REIT9602022.7

対象ファンドのうち、1年前(昨年12月末)の純資産額より増加したファンドは、全体の4分の1程度(30本中8本)で、これらの投信分類は全て国際債券型です。対象ファンドの4分の3程度(22本)のファンドが、昨年12月末よりも純資産額が減少しました。

純資産額の増加率(前年比)が最も高いファンドは、「りそな ハイグレード・ソブリン・ファンド」です。投資対象はドル通貨圏50%(このうち米ドルが半分)、欧州通貨圏50%(このうちユーロが半分)で、国債が100%(格付けはAAAが96%)となっています。

上位9本の投信分類は、全て国際債券型です。この9本うち6本は、先進国の高格付け債券を投資対象にしたファンドになっています。

下位の21位以下は1本を除き国際REIT型であり、純資産額は前年以下になっています。特に最下位のオーストラリア・リート・オープンは、昨年12月末の純資産額の5分の1強(78%減)まで急減しています。

3.前月(本年11月末)との比較

本年12月末の純資産額が前月末(11月末)よりも増加したファンドは、約4分の3(30本中20本)を占めています(前回調査時では全体の5分の1程度:31本中6本)。
12月は軟調な地合いが続いているものの、以前に比べれば大幅な落ち込みもなく小康状態になってきているため、ファンドの資金の流入が前回調査時よりも増えてきているようです。

※以下の表中での「順/分」は、年間分配金ランキングでの順位
※分配金は、年間分配金
※純資産額は2008年12月30日の数値
※前月比は、2008年11月28日の純資産額との比較

<純資産額前月比で増加率が高いファンド5位まで>
順位順/分運用会社投資信託名投信分類分配金純資産額前月比
114野村アセット野村豪州債券ファンドDコース国際債券885235116.9
23日興アセットラサール・グローバルREITファンド国際REIT1200268107.2
33DIAMアセットDIAM J-REITオープン(オーナーズ・インカム)国内REIT120052106.1
412ゴールドマンサックスゴールドマンサックス米国REITファンド Bコース(為替ヘッジなし)国際REIT940289104.7
511三井住友アセット三井住友・グローバル・リート・オープン(世界の大家さん)国際REIT960301104.5

<純資産額前月比で増加率が低いファンド5位まで>
順位順/分運用会社投資信託名投信分類分配金純資産額前月比
12野村アセットグローバル・コモディティ・オープン商品12201275.0
211三菱UFJ投信オーストラリア・リート・オープン国際REIT9602090.9
38大和投資信託ダイワ世界債券ファンド(ワールドプライム)国際債券1020490197.6
410大和投資信託ダイワ・グローバルREITオープン(世界の街並み)国際REIT98035297.8
56フィデリティ投信フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド国際債券114047698.6

前月末と比べ、純資産額の増加率が最も高いファンドは、「野村豪州債券ファンドDコース」です。
上位5本の投信分類では、国際REIT型が最も多いです(5本中3本)。

前月と比べ、純資産額の減少率が最も高いファンドは、「グローバル・コモディティ・オープン」で、前月の4分の3程度まで減少しています。

ワースト5の投信分類では、国際REIT型と国際債券型が最も多いです(各2本)。
国際債券型では、比較的基準価格の下落が少ないタイプ(複数の先進国の高格付け債券が対象)である「ダイワ世界債券ファンド(ワールドプライム)」が含まれています。このようなタイプも、円高等の影響により運用がふるわないため、資金の流出が多くなっているようです。

作者:maituki

更新日:2009年1月9日 7時0分

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基準価格のバラツキでみた分配金の多い投資信託の状況 09年1月版

年間分配金ランキングベスト30の毎月分配型投資信託を対象に「基準価格のバラツキ」の状況を調べました。

前回は、定点比較として1年前の基準価格を比較しましたが、今回は、12ヶ月間内での基準価格の変動をみました。この変動をみるのに、標準偏差を算出しました。標準偏差は、各基準価格が平均値からどれだけ離れているかの合計を示すもので、この数値が大きいほど、変動が大きいことになり、この変動が大きいほど、投資リスクが高くなります。

<調査結果の要約>

1)基準価格の変動が最も小さいファンドは、「りそな ハイグレード・ソブリン・ファンド」(前回調査結果と同じ)

2)基準価格の変動が最も大きいファンドは、「三井住友・グローバル・リート・オープン(世界の大家さん)」

3)国際債券型は基準価格の変動が小さく、REITは大きい

4)年間分配金ランキング上位のファンドは基準価格の変動が大きい(特にREIT)

5)前回調査結果と比べ、基準価格のバラツキが最も縮小したのは「DIAM J-REITオープン(オーナーズ・インカム)」、バラツキが最も拡大したのは「グローバル・コモディティ・オープン」

5)前回調査結果と比べ、基準価格のバラツキの拡大が少ないのは国際債券型、バラツキの拡大が多いのは国際REIT型(特に米国対象)

1.基準価格のバラツキ・ランキング(標準偏差ランキング)

※調査対象期間は、2007年12月28日から2008年12月30日(12月の最終営業日)
※標準偏差のランキングは、この数値が低いほど基準価格の変動が少ないことになり、上位になる
※表中の「順/分」は、年間分配金ランキングでの順位
※表中の「順/前」は、前回調査結果での標準偏差ランキングの順位。「外」は前回ランキング外であったことを示す

順位順/分順/前運用会社投資信託名投信分類分配金標準偏差平均価格最高価格最小価格
1131大和投資信託りそな ハイグレード・ソブリン・ファンド国際債券9009309714110267456
2132大和投資信託ダイワ外債ソブリン・ファンド国際債券9009639744110187412
383大和投資信託ダイワ世界債券ファンド(ワールドプライム)国際債券102010529176105596804
4114三井住友アセット三井住友・ヨーロッパ国債ファンド国際債券96010539783109927337
5115大和投資信託ダイワ・グローバル債券ファンド国際債券96011089359107496864
616シュローダー投信シュローダー エマージング・ソブリン債券(現地通貨建て)ファンド(さいけん太郎 毎月分配)国際債券8701183836498405667
7107岡三アセット新興国国債オープン(毎月決算型)(アトラス)国際債券98012348993104936240
8137ニッセイアセットニッセイ高金利国債券ファンド(スリーポイント)国際債券90012378957103316238
915JPモルガンアセットJPM新興国現地通貨ソブリン・ファンド国際債券8801240819296705432
10129国際投信エマージング・ソブリン・オープン国際債券94012488990107766046
11118安田投信パン・パシフィック外国債券オープン国際債券960126810702122917715
12911AIGインベストメンツAIG新成長国債券プラス(ブルーオーシャン) 国際債券100013288546102205514
13610フィデリティ投信フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド 国際債券114013548190101604966
141313大和投資信託ハイグレード・オセアニア・ボンド・オープン(杏の実)国際債券90013869343106496153
151115日興アセット財産3分法ファンドバランス96014259576119446497
16814大和住銀投信エマージング債券ファンド国際債券102014629174111885889
1714野村アセット野村豪州債券ファンドDコース国際債券885177611409132407452
181017大和投資信託ダイワ・グローバルREITオープン(世界の街並み)国際REIT9801799736996443291
19516大和住銀投信短期豪ドル債オープン国際債券1170185510966128266948
201719DIAMアセットDIAM世界リートインデックスファンド国際REIT8601877726898932969
21723日興アセット日興・CS世界高配当株式ファンドA(ヘッジなし)国際株式108019018853123534769
221220ゴールドマンサックスゴールドマンサックス米国REITファンド Bコース(為替ヘッジなし)(コロンブスの卵)国際REIT94020748185102653064
23327DIAMアセットDIAM J-REITオープン(オーナーズ・インカム)国内REIT120021449732144305539
24123日興アセット日興・AMPグローバルREITファンドA(ヘッジなし)国際REIT144023869660131804243
25424国際投信ワールド・リート・オープン国際REIT117524279783132114095
261225フィデリティ投信フィデリティ・US リート・ファンドB(為替ヘッジなし)国際REIT940260010649133184013
27328日興アセットラサール・グローバルREITファンド国際REIT120026989966133933914
281130三菱UFJ投信オーストラリア・リート・オープン国際REIT96028198918144653450
29226野村アセットグローバル・コモディティ・オープン商品1220283810279144103987
301129三井住友アセット三井住友・グローバル・リート・オープン(世界の大家さん)国際REIT960286110909151024620

■国際債券型は基準価格の変動が小さく、REIT型は大きい

基準価格のバラツキが最も小さいファンドは、大和投資信託「りそな ハイグレード・ソブリン・ファンド」です。
 ・基準価格の推移(QUICK)

ベスト14は全て国際債券型になっています(上位が国際債券型で占められるのは前回調査結果と同じ)。

基準価格のバラツキが最も大きいファンドは、「三井住友・グローバル・リート・オープン(世界の大家さん)」です(前回ワースト2位)。
 ・基準価格の推移(QUICK)

一般的に投資分野をリスクの低い順にした場合、1)債券、2)バランス、3)株式(REIT含む)と言われていますが、そのことを反映した順位になっています。

特に、REITの価格変動が大きく、20位以下は2本を除くと全てREITです。このREITをタイプ別にみると、欧州や豪州を投資対象に含む国際REIT型のグローバル分散タイプの方が価格変動は大きいです。欧州や豪州ではREIT市況も悪いですが、これに加え、為替要因も悪化(円高・ユーロ安、円高・豪ドル安)していることが影響しているようです。

■分配金ランキング上位(特にREIT)は価格変動が大きい

年間分配金ランキング上位のファンドのうち、REITに投資するタイプは、前回調査結果と同様に、基準価格の変動が比較的大きく(標準偏差の数値が多く)なっています。
特に、年間分配金ランキング3位の「ラサール・グローバルREITファンド」は下から4番目(28位)にあります。

<前回調査結果との比較>

■「DIAM J-REITオープン(オーナーズ・インカム)」が最も縮小

前回調査結果に比べ、標準偏差が最も縮小(基準価格のバラツキの縮小)したのは、「DIAM J-REITオープン(オーナーズ・インカム)」です(157減)。
東証REIT指数の最近の推移をみると、際立った下降トレンドはなくなってきており、特定の範囲内での変動になってきています。

 ・基準価格の推移(QUICK)

標準偏差の増加が少ないファンドは国際債券型が多いです。

※以下、標準偏差が縮小した(もしくは増加が少ない)上位5本のファンド。()は変動値。▲は国際債券型

・DIAM J-REITオープン(オーナーズ・インカム)(157減)
・オーストラリア・リート・オープン(47増)
・財産3分法ファンド(77増)
▲りそな ハイグレード・ソブリン・ファンド(106増)
▲ダイワ外債ソブリン・ファンド(125増)

■グローバル・コモディティ・オープンが最も拡大

前回調査結果に比べ、標準偏差(基準価格のバラツキ)が最も拡大したファンドは、「グローバル・コモディティ・オープン」です(625増。前回調査結果ではワースト2位)。
なお、今回の下位5本は、前回調査結果でも下位5本に含まれています。

 ・基準価格の推移(QUICK)

下位5本の投信分類をみると、国際REIT型が多く、米国対象の方が下位になります。

※以下、標準偏差が拡大した上位5本のファンド。()は拡大値。◎は国際REIT型

・グローバル・コモディティ・オープン(625増)
◎フィデリティ・US リート・ファンドB(為替ヘッジなし)(453増)
◎ラサール・グローバルREITファンド(387増)
◎ゴールドマン・サックス 米国REITファンド Bコース(為替ヘッジなし)(コロンブスの卵)(373増)
◎三井住友・グローバル・リート・オープン(世界の大家さん)(347増)

作者:maituki

更新日:2009年1月8日 7時0分

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